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    プロ野球選手の銭や金にスポットを当てた「グラセニ」は要チェック!

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    私のおウチはHON屋さん(2) (ガンガンコミックスJOKER)
    横山 知生
    スクウェア・エニックス (2011-01-22)

    「私のおウチはHON屋さん」2巻が発売されました。
    オビが「エロ本なんだぜ、これ。」とか酷過ぎる。文学少女みただけどエロ本読んでるとか兎に角酷いコメント。可愛い女子小学生が家であるエロ本屋を手伝って恥ずかしがって赤面する様をニヤニヤ楽しむと思ったらとんでもない!心に染みる良いエピソードまであるんであなどれません。

    しかし、一つ欠点を申し上げれば主人公・みゆちゃんはちょっと場慣れしすぎてる感があるんですよ。良い娘なんですけど。お客さんにお勧めのエロ本聞かれたら即座にナビゲートする小5女子とかどうなんですか!見たいんですよ、無垢故の赤面が。純度100%の赤面が!

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    純度100%の大赤面

    one blush(ひとつなぎの大赤面)は実在する!
    というわけで新キャラが投入され絵を描いたようなツンデレ&妹でお兄ちゃん娘と、あざといのきましたと斜めに見てれば、エロ本など読んだ事も触った事も無い娘の純粋無垢な大赤面炸裂ですよ!

    昔、「幽遊白書」の樹という敵キャラがいたんですけど。仲間の仙水が傷つき汚れ堕ちていく様を見たかったという例えで「『キャベツ畑』や『コウノトリ』を信じている可愛い女の子に無修正のポルノをつきつける時を想像するような下卑た快感」と言っていました。当時は意味不明でしたが、今になってその意味が理解できました。

    純粋無垢な小5女子がエロ本を見て赤面する様は最高でござる!

    さて、モーニングで不定期で掲載される「グラゼニ」という野球漫画が超面白いです。

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    グラゼニ

    原作・森高夕次先生、漫画・アダチケイジ先生のタッグで開始された「グラゼニ」。グランドには銭が落ちてるとは、ノムさんこと野村監督の恩師鶴岡監督の名言ですが、それを絵に描いたというか漫画化したという。

    公式サイトの説明は以下の通り。

    プロ野球は人生の縮図」と言う人がいるが、そんなことはない!トンデモナイ成果主義による年棒。同じユニホームを着ていても、そこにはトンデモナイ階級がある!現在8年目、中継ぎ投手としてなんとか1軍にいる主人公・凡田夏之介はそんなトンデモナイプロ野球界で生き残れる!?

    主人公はエースでもなければ4番でもない、中継ぎ投手。年俸1800万円です。我々一般人からすれば1800万円というのは高額ですが、プロ野球選手からしたら下の方。

    そもそもプロ野球はシーズン中だけが面白いわけでなくストーブリーグも離せません。契約更改は選手の年俸を決める大事な行事であると同時に、我々を大いに笑わせてくれます。

    ゴネそうな選手をニヤニヤしながら予想するスレ-まとめ@2chでは、今まで契約をゴネた選手がまとまっており良い暇つぶしになります。そこでプロ野球選手の年俸が決まるわけですが、そこには人間の醜い本性が見えて実に興味深いです。家族、仲間、後輩…をダシにして年俸上げろという交渉が行われます。

    例えば2004年の阪神の関本選手。球団から3000万円の年俸を保留し、希望額3500万円に乗せようとして出た台詞。「実は来年の5月に子供が生まれるんです。何とかミルク代として」…ミルク代って500万円もするんですか。どんだけ高級なミルクなんだよ!

    特に逸材なのは中日の選手達。2005年の井端選手は「ショックで震えることってあるんですね。金額を見た瞬間に足ががくがくになりました」、川上選手は「行けと言われれば、エースとして行く。しかし体はボロボロだった。『おしっこをしたい子どもが、漏れそうでも言い出せないような状態』だった」と、言葉の意味はよく分かりませんがとにかく凄い銭闘力を発揮していました。特に凄いのが福留選手。

    2004年「上がった分は寄付するつもりだった」(提示額2億)
    2005年「(車が)買えない」(提示額3億8千万)
    2007年「誠意は言葉ではなく金額」(提示額4年17億)

    どっかに寄付するつもりだったから年俸を上げろ、車買う(メルセデス・ベンツSLRマクラーレン5775万円) から年俸上げろと言って保留…って野球とまるで関係ありません。そして「誠意は言葉ではなく金額」という名言でありプロ野球選手の真理をズバリ言い残しアメリカへ渡りました。

    私も今まで数々のプロ野球選手の年俸の揉め事を見てきましたが、元中日(現カブス)の福留選手ほど誇り高き銭闘民族は見た事がありません。ちなみに現在の年俸11億円

    で、「グラゼニ」の主人公は凡田夏之介は年俸1800万円の中継ぎ投手。苦労して年俸を上げようと毎日必死です。2話目では、引退した先輩がラジオで解説者となったエピソードなんですが…。

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    ラジオ解説者になった先輩

    ラジオ解説者になった先輩投手は年収300万円もないとか。
    しかも年収300万円行くかどうかの「ラジオの解説者」は引退後の就職先としてはまだ"花"だとか。引退後の年収が100万円いかない選手が多々だというのです。

    キラキラ光るプロ野球選手の引退後のギャップ。本当かどうかは分かりませんが、コージィ城倉こと森高夕次先生の野球漫画は王道ではなく変化球ばかりです。今作もプロ野球選手の年俸という、水島新司御大ですら徹底的にスルーするところをついてきました。今後も非常に注目したいものです。
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  • 「なにかもちがってますか」何もかも違ってます

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    「伏線王に俺はなる!?」ワンピース非公式ガイドブックの金字塔『ワンピース最強考察』

    なんか物凄くありがたいというか照れるというか。胸が熱くなるな。というわけで「ワンピース最強考察」がお陰さまで好調のようです。しかし、自分もこんな記事を書けるようになりたいものです。

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    さて、鬼頭莫宏先生の「のりりん」2巻【AA】 が発売されました。初めて自転車に乗った初心者丸出しの主人公・ノリが上級者の自転車野郎と勝負をする事に…。いや、何事も勝負事となると燃えるというものです。一体この勝負どうなるのかとワクワクが止まりません。

    本当に「のりりん」は、ノビノビと自転車に乗って、自転車の楽しさを上手に描いており面白いですね。平和って素晴らしい!でも、面白いし続きが楽しみ…でも何だか鬼頭莫宏先生の漫画としては物足りないと思った方の気持ち。分かります。分かりますよ。見たいのです。死を鬱を混沌をカオスを中二病を!


    「なにかもちがってますか」の1巻が発売されました。これぞ鬼頭節全開という。開始1ページ目から主人公・日比野光の独白が凄い!


    ぼくは物心ついてこのかたうまく歩けたことがない
    いつも何かがギクシャクした感じ。右足、左足、右腕、左腕
    体の傾き、頭の振り、何かぎこちない
    みんなはどうなんだろう。この違和感はぼくだけなんだろうか
    ぼくだけ何か間違っているんだろうか

    者心ついた頃から上手く歩けた事がなく、何か間違っているのかと問いかけられても…。そもそも何が正しくて何が間違っているのかは人間が生活している中で常に付きまとうもので、それを自覚しているかしていないか…というもの。

    こんなぎこちなさに違和感を覚えるなんてどんだけ神経質なんだと思いますが。日比野は日常の生活に違和感を覚えて何か間違っているんじゃないかと思ってしまうのです。転校生が転入してきて物語は動き出します。

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    転校生

    一見すれば女の子と間違ってしまうほど可愛らしい顔つきの一社高蔵くん。転入初日にちょっと机を振り回して大暴れしてしまうのが珠に致命傷です。扉絵だと眼鏡かけてたのが気になるところですが。彼も日比野同様に、日々の生活に違和感を覚えているのです。

    今まで、何かいつも不安感がつきまとっていた
    漠然と自分の周りを構成するものの何かが間違っているんじゃないか

    1話の冒頭で日比野視点で「何かが間違ってるんじゃないか」に始まり、最後は一社視点で「何かが間違ってるんじゃないか」に終わる…。日常に違和感を感じ「何か間違ってるんじゃないか」と思う2人。これが出会ったのです。はじまるというのです。

    そして、日比野は超能力のようなものを持っていること。どうやら物質移動が出来るようです。

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    超能力

    日々野の超能力に気付いた一社は、この力を使えば「何か間違っている」世の中を変える事が出来るんじゃないかと思うのです。日常に違和感を感じる2人が世直しをするのです。その過程で、方思いな好きな娘とも急接近!

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    急接近!

    いわゆるフラグが立ったという事です。
    日々野は特殊能力を使って転校生と世直しをし、それを通して好きな娘ともフラグを立てるという。

    つまるところ「なにかもちがっていますか」とは、何の変哲もない冴えない男がちょっと不思議な能力を持って、転校生と出逢い世の中を少し良い方向に変えようとし、好きな女の子とも仲良くなる…ハートフルなちょっとふしぎなSF物語なのです。

    いやー面白いです。日々野の能力を使って世の中を良い方向に変えていくとか胸が熱くなりますね。不良がナイフを取り出せば、すかさず能力発動!

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    能力発動

    誤ってクラスメイトを殺してしまいました!

    はじまったな。
    これぞ鬼頭節という。まだ未熟な能力を使って、誤ってクラスメイトを殺害。この鬱になるような、心に引っかかるもにょもにょした感じ。ゾクゾクしますね。さわやかな「のりりん」に比べると、あからさまに作風が180度違いますが、むしろこれが通常運転です。

    これぞ鬼頭漫画なのです。
    そもそもタイトル「なにかちがってますか」からして何か妙というかもにょりますね。サブタイトルも全てこんな感じ。

    1話、「ぼくらはっすぐ歩けない」
    2話、「こんなはずじゃなかったに」
    3話、「っぱりったのぼくです
    4話、「クグ、ンリョウ」
    5話、「うそつきはどぼぅのはじまり」
    6話、「雨降って、がたまる」

    いやー、もにょもにょしますね!
    「も」を「ま」や「の」、「か」を「や」、「か」を「や」、「つ」を「ろ」にすれば綺麗な日本語になりますけど。これ何か法則とかあるんでしょうかね…。色々考えてみたけど分かりません。文字の移動が出来そうですけど。「なにかもちがってますか」は、「なにかまちがってますか」なのか「なにもかもちがってます」とか。

    んで、冒頭のある通り「何か間違ってる」というのは一つのテーマみたいな。だって、一社くんの思考。まるで中二病そのもそのですよ!

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    一社くん

    「法律やルールっていうのはな、その中身はどうでもいいんだ。それが理不尽だろうが非合理だろうがとりあえずどうでもいい。それを守れか守れないかそれが問題なんだ。守れないやつは集合社会に属してはいけない。もしルールに不満があるのなら、それを変更してからそうすればいい。それをする前に自分の甘えで破るようなやつは、社会から排除されるべきだ」

    そして運転中に携帯電話を使う奴殺害計画ですよ!
    ルールを守れない奴は殺していい、ルールに不満があるなら変更すればいいとか。凄い中二病的な考え方!しかも凄い矛盾。一社くんには運転中に携帯使ったら死刑という法律やルールを作る事をしないで、殺害というルール違反をしようとする。まさに、お前が言うなですね。

    何もかも違っていますね。自分こそ正義という考え方。素晴らしい。素晴らしいです。作者の鬼頭先生のカバーコメントで「また、ささやかな世直しごっこを始めたいと思います」と。「ごっこ」ですって!作者公認で「ごっこ」とか一社くん半端ねー。

    もちろん一社同様に日々野も間違いというか異常さが半端ない。初めて人を殺してガクガク震えて、こいつは正常な人間かと思いきや…。

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    ほっとしていた

    「だってぼくは、鶴見さんではなく奥田さんが死んだことに、少なからずほっとしていたのだから」

    凄い精神力です!
    あの「デスノート」の神ではなくクズだった夜神ライトですら初めて人を殺した時は嘔吐し、ビビりまくっていたのに…。

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    人を殺す事を「童貞を捨てた」と讃える「バキ」の世界でも、初めてオリバを殺してしまったと思ったバキは戸惑いがありました。この重い十字架を乗り越えた先にある異常者。あっさりと超えた日々野は半端じゃありません。

    ちょっと疑問なのは日々野の能力は一人で出来るかという点。今まで自分の能力に気付かなかったのか、出来なかったのか。全ての能力発動で一社が一緒にいるので2人揃って初めて発動するのか、1人で可能なのか。

    なんにしても続きが楽しみですね。超お勧めです。
    何かが違ってる!何が間違っているかといえば、日々野は可愛い新瑞橋さんに好かれてラヴラヴ光線浴びてるのに、他に好きな娘がいる点ですよ。

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    新瑞橋さん

    こんな可愛い娘に好かれてるのに、他の娘に想いを寄せるなんて、これこそ最大の間違いだと思います!


    のりりん(2) (イブニングKC)
    鬼頭 莫宏
    講談社 (2011-01-07)

    のりりん(1) (イブニングKC)
    鬼頭 莫宏
    講談社 (2010-07-23)