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「いろは坂、上がってすぐ。」心も温まる物語で可愛い
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2012年08月10日
勇人先生の「いろは坂、上がってすぐ。」1巻が発売されました。
「はなまる幼稚園」連載終了の後のヤングガンガンで始まったのがこの「いろは坂。上がってすぐ。」です。これが実にほのぼのして、ハートウォーミングストーリーとなっています。「思い出」を描く。
坂の上にひっそりと建つ古ぼけた質屋の店長は女子高生!
彼女の名前は雫、ちょっと不思議な力を持っています。それはモノの声が聞けて、モノの想いをお客さんに伝えるという魔法のような力。それによって質屋に来たお客さんとモノの心を紡ぐのがグッときます。
人とモノを繋ぎます
1話「大きな腕時計」では、父親の形見であった腕時計を質屋に流しにくる女性のエピソード。不器用だけど、本当は心の優しかった事を腕時計がずーっと見ていてくれたというもの。なんとも心が温まります。
モノには心がある…というのが「いろは坂、上がってすぐ。」。
そのモノに気持ちを人に伝えるのが雫。子供のおもちゃ、思い出のチケット、音楽室のピアノ、チャンピオンベルト…と、様々なモノの心と人を繋ぎます。これが僕の心の琴線に触れる良い話なのです。
また、勇人先生の並行して連載してる「シスプラス」がドタバタコメディというか変態路線まっしぐらなのに対して、「いろは坂、上がってすぐ。」は落ち着いた雰囲気というかほのぼのマッタリした空気です。どこか昔懐かしい、この雰囲気いいです。
毎回、質屋にやってきたお客さんとモノの良い話というわけでもなく、雫の日常がメインでもあります。雫は両親、兄を亡くしており、自らの「思い出」も描かれる。かなり切ないのに、毎日元気いっぱいの雫が可愛い!
でも、時折見せる寂しそうな表情は何とも言えません。
時折見せる寂しそうな顔
母子、花見、お隣さん家の家族を目にした時、ちょっと寂しそうな表情を見せていた。本当は寂しいんだろうに、今日も花丸元気な姿が健気で可愛すぎる。
また、勇人作品のスターシステムもいいですね。
「シスプラス」でも「はなまる幼稚園」のキャラが出てますし、「いろは坂、上がってすぐ。」でも「はなまる幼稚園」のキャラが登場。しかもただのスターシステムではない!本編ではちょい消化不良でもっと読みたいと思っていた、土田先生と山本先生のクソニヤニヤするエピソードである。
山本先生
悶絶。
個人的な意見ですが、「はなまる幼稚園」本編ではラブコメ方面では消化不良に終わってしまった山本先生。さつきにも草野先生にも大きく水を開けられていたと思ってたんですが、それを補って有り余る山本先生の可愛さが凝縮された珠玉のエピソードでした。勇人先生のキャラを大事にする姿勢はいいっすね。
心温まりほっこりする良いエピソードを主軸にし、まったりした日常とちょっと切なさがある…うん、ドストライクです。
おっと!適度なあざとさも最高だぜよ!
適度なあざとさも忘れない!
ふむ。
やっぱり僕は勇人先生の丸々とした可愛い女の子が大好きであると気付かされてくれる。雫も可愛いし、お隣の月姉も可愛いし、友達の悠ちゃんも一華も可愛い。みんな可愛い、可愛いは正義。
しかし、雫の羞恥心の無さよ。
羞恥心の無さ
女子高生にもなってパンツで走り回り被ったり、男子に乳を晒して大きさを聞くとかどうなんですか!(笑顔)
この雫の羞恥心の無さは今後の「いろは坂、上がってすぐ。」に期待値が跳ね上がるというものである。ラブコメ方面での破壊力の大きんなタメじゃないか、と。幼馴染・翔太は雫が好きだけど雫はただの幼馴染と思っているのが現状の関係。平気で全裸を晒します。これが、今後翔太と関係が進展し、裸とかを恥ずかしくなると、その破壊力はとんでもない事になる!
<関連>
・「シスプラス」妹を制する者がお兄ちゃんを制する!
・「シスプラス」こんな妹が欲しかった
・「はなまる幼稚園」杏のがんばりにでっかい花丸だ
・「はなまる幼稚園」はなまるに最終回
いろは坂、上がってすぐ。(1) (ヤングガンガンコミックス)
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