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    「あさひなぐ」薙刀ガールズが超期待大!!

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    文化系でも習字を扱った「とめはね」、かるたを扱った「ちはやふる」、三味線を扱った「ましろのおと」…など、文化系マイナー部のスポ根的な作品が最近は注目を集めています。もちろんマイナースポーツを扱う「バガタウェイ」もあります。

    バガタウェイ(5) (ブレイドコミックス) バガタウェイ(4) (ブレイドコミックス) バガタウェイ 1 (BLADE COMICS)

    以前にも紹介しましたが、ラクロス部という超マイナー競技を扱っている「バガタウェイ」は一押しの面白さです。ラクロスのルールを知らなくても十分に楽しめます。躍動感がある描写でノビノビとプレイする姿は本当に楽しそうで熱いのです。

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    ラクロスって楽しい!

    主人公がラクロス素人で一から分かりやすく説明され、本当に分かりやすいというもの。楽しそうにプレイする姿がなんともマーベラス極まりです。何よりも特筆すべきは女の子が可愛い事ですよ!

    そして、またマイナー競技に青春をかける超お勧めな漫画が登場したんだってばよ!競技は薙刀。なぎなたガールズの青春が始まるんだってばよ。スピリッツ連載の「あさひなぐ」1巻が発売されました。

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    帯には日本一熱苦しい熱い男、松岡修造さんが熱血的なコメントを寄せています。「薙刀がこんなに熱い競技だとは知らなかった!強い女になりたい旭(主人公)の本気が胸を打つ。この漫画を読めば、感じるはずだ。本気になれば、すべてが変わる!!」。というわけで新スポ根漫画「あさひな」、こいつは超お勧めです。

    裏表紙の説明は以下のようなもの。

    二ツ坂高校一年、東島旭(とうじま・あさひ)15歳。
    中学まで美術部だった旭は、「薙刀は高校部活界のアメリカンドリーム!スポーツに縁のなかった人間でも全国にその名を轟かすことができる」といううたい文句に感激し、薙刀部に入部する。旭と仲間達"なぎなたガールズ"の強く!楽しく!美しい!物語が始まる―

    主人公・東島旭は高校1年生になり今までの自分とはひと味もふた味も違うようになる予定…と思いきや初めての電車通学で痴漢にあってしまいました。それを助けてくれたカッコイイ女子の先輩…

    「今思えばそれが、全ての始まりでした。」

    中学では文化部だったので高校生になったら運動部に入ろうと決めるも、新入生に対する部活動オリエンテーションで柔道部、バレーボール部、ソフトボール部…どの部もピンときません。そんな中、薙刀部の演武の迫力に目を奪われるのでした…。

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    薙刀部の演武

    新入生もポッカーンとしてしまう程の圧巻の演武。動きは綺麗で凄いけど、一体何の部なのかと疑問に思うのも当然の事。2年生の野上えりがマイクを持って説明してくれます。

    「えーと…私達、なきなっ、なきならっ、なぎっ、なぎなた部は、わが校の設立より、でんとうとれいせいちゅをまもれりっ…」

    噛み過ぎである。新入生はクスクスと笑いだします。
    朝、痴漢から助けてくれた宮路真春がマイクを持ち、「今笑った人間は、手を挙げなさい」と。正直に手を上げた新入生は3人。そのまま入部決定!

    簡単に説明すると、気弱でドジっ子属性あるメガネっ娘が凛々しさとかかっこ良さに憧れて薙刀部に入部して成長していく物語。マイナー競技ですけど、まさに正統派スポーツ漫画という感じで非常にお勧め。

    新入生である1年生の東縞旭、紺野さくら、八十村将子、3人が非常にキャラ立ちまくっており今後が楽しみってもの。無愛想だけど剣道経験者で恐らく1年の中じゃNO1の実力者と思われる将子、長身で気弱な性格かと思ったら腹黒いさくら、今のところ薙刀では何の才能も見えない旭。

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    新入部員

    彼女達の今後の活躍に非常に期待です。
    始めは基礎体力作りとか、部活前に1年生がやらなければいけない事、女子でもきちんとある上下関係、防具が高くて親に買って貰えない…、とマイナー競技ですが詳細に部活動ものとして素人でも分かりやすく描かれています。

    1年生3人に対して、2年生3人にも期待大。
    子供の頃から薙刀をやっていた部内NO1の実力者・宮島真春を筆頭に、今後の活躍が非常に楽しみってもの。

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    2年生3人

    基本的に1年生に薙刀を教えるのは2年生の3人の為に、脳内で百合百合なカップリングを補完する事も可能です。そんなわけで、1~2年の部活動の様子がなかなか面白い中で、最初に登場しただけで殆ど登場しない3年生。1~2年の6人がキャラ立ちまくっていただけに3年生にも非常に期待値が高まります。

    特に3年の猪又先輩。ショートカットでクリクリな目ではっきり言って、微妙な見た目の3年生の中でぶっちぎりで可愛い。1年生は基礎練習しかせず、3年生は殆ど登場もしません。ついに大会を迎えます。この大会で猪又先輩の活躍に期待してたら…

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    猪又先輩

    「私は今回は試合出ないから…」

    補欠かよ!
    3年生は5人で団体戦に出られるのは5人。2年の真春は7歳から薙刀をしており、部内NO1の実力者の為に3年生はどうしても1人補欠に回ってしまいます。それが猪又先輩でショック…。

    出番もあまりなく、3話目でいきなり3年生最後の大会が始まります。「ダイヤのA」の超感動は3年生に感情移入しまくっていたからボロ泣きしたのであって、「あさひなぐ」の3年生最後の大会と言われても「ふーん」って感じでした。「ドッジ弾平」の6年生四天王もビックリの速攻引退…って、すみません!すげぇ感動した!

    昨年都内3位という実力通り、二ツ坂高は順当に勝ち上がり、あと1つ勝てば都大会優勝でインハイ出場です。昨年敗れた学校にも勝利し、決勝戦の相手は無名高。ほとんど勝利を確信し、決勝戦も順調に勝ち数も本数も有利に進めた大将戦。相手校に怪物がいました。1年生一堂寧々。それはあまりにもあっという間の出来事で敗北。

    結局インターハイ出場が果たせず3年生は引退。
    思いのほか3年生はサッパリとしていました。

    「―…終わっちゃったねぇ…」
    「まっさか、あんあ強いのが出てくるなんてさあ。」
    「何でもあの一堂っての、九州から来た子で小さい頃から薙刀やってるらしいですよ。」
    「マジ?どーりで勝てないワケだわ。」
    「ツイてないね―ウチら。」

    サッパリしてる3年生に2年で唯一レギュラーであったエース・真春は猪又先輩に謝罪をします。

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    猪又先輩なんのかんので大活躍である

    「猪又先パイ。すみませんでした。せっかく先輩が、団体メンバーゆずってくれたのに。私が広田から二本取ってたらせめて代表戦に持ち込めたのに…。それが私の、役目だったのに。」

    謝罪する真春に対して、いや自分のせいだと各々で主張し出す3年生達。3年生達が自分のせいだと主張する中で、僕等の猪又先輩は真春に「アンタがいたからここまで来れたんじゃない」と抱きしめてお礼。

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    補欠の猪又先輩オイシイ役

    「ありがとう真春。」
    「私もちゃんと、楽しかったよ。」

    「―…そうだね。楽しかった。」
    「でもやっぱ、悔しいよねぇ…!」

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    泣き崩れる3年生たち

    「それから先輩達は、壊れたように泣き続け、真春先輩はずーっと流しで顔を洗っていて、私達は3人とも(1年生)、どうする事もできず、ただ立ってました。」

    。・゚・(ノД`)・゚・。

    感動的だな、おい。
    たいして出番もなかった3年生達ですが、作中で語られてないだけで薙刀部に費やした3年間があったはず。部長と猪又先輩以外は誰が誰だか分からず、特に感情移入もしないとか思ったけど、本当にジーンとくる最後でした。

    こうして3年生5人は引退。
    1年生3人、2年生3人で新部長は野上えりの新体制でスタート。まだまだ主人公は防具を手に入れてようやく最初の1歩を踏み出したところですが、今後が非常に楽しみで超期待ってものです。

    今後の展開が本当に楽しみ。
    スピーディにサクサクと物語が進み3年生が引退しましたが、ライバルというかラスボスになる(?)と思われる國陵高校の同じ1年生の怪物・一堂寧々。3年生のインターハイ出場をあと半歩というところで立ちふさがった相手。主人公・東縞旭は泣き崩れた3年生達を元気づようと根拠なく宣言します。

    「あ、あのっ。大丈夫ですよ!!」
    一堂寧々なんて来年私が、ブチのめしてやりますから!!

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    「楽しみにしとるけん。」

    本人に聞かれたー!!
    来年、この怪物と対戦するの?
    やべぇ、オラなんだかワクワクしてきた。薙刀のど素人が超実力者に堂々の宣戦布告。ライバル関係を明確に描き、今後の大会が非常に楽しみってもの。

    なんのかんので女の子がかなり可愛い。
    つまるところラブがコメる展開に期待しちゃうんだってばよ!

    舞台となる二ツ坂高校は最近まで女子校だった事もあり、女子が男子の5倍もおり百合百合的な匂いを勝手に嗅いでしまいます。でも確かに男子はおり、ラブがコメる可能性はあるのです。特に、体育の時間に目が合った男とは何かありそうな予感。

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    ラブがコメりそう

    ラブがコメりそうな匂いがプンプンするぜー!!
    しかもこの少年、真春の弟なので今後の旭のラブコメ要員として非常に期待が持てます。

    そんな感じで、超期待大な「あさひなぐ」。
    青春学園モノとしても、スポ根性モノとしても、ラブコメとしても目が離せないってものですよ。超お勧めです

    あさひなぐ 1 (ビッグコミックス)
    こざき 亜衣
    小学館 (2011-04-28)
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  • 「20世紀少年とは何だったのか」(再掲載)

    コメント(11)
    浦沢直樹先生の「20世紀少年」の最新刊「21世紀少年(下)」が発売されました。これで「20世紀少年」は完結したわけですが。最大の謎であった「ともだち」とは誰だったのか。作中でともだちの正体はフクベエこと服部だった事が明らかになりますが、フクベエが死んだ後も、ともだちは活動していました。コイツの正体がいよいよ明らかになるわけですが…。

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    おまえさ…カツマタ君だろ…

    「よお、おまえさ…カツマタ君だろ…」

    ともだちの正体はカツマタ君…、って誰やねん

    まいったまいった、カツマタ君と聞いても全然ピンと来なかった自分に絶望しつつ、せっかくですのでカツマタ君とは一体何者だったのか振り返ってみたいと思います。

    最初に名前が登場したのはドンキーの通夜でモンちゃんが6年生の時に、水槽洗う係りで空気ポンプのスイッチを入れ忘れた事に気付いて、夜の理科室へ行った時の話をしだします。そこでモンちゃんは唐突に切り出します。

    カツマタ君ていただろ?

    マルオはすかさず「ああ、あの何だか知らないけど、突然死んじゃった…」、続けてケロヨンも「そう!理科の実験大好きのカツマタ君。フナの解剖の前日に死んじゃって。」、ケンジとヨシツネも思い出します。「解剖したかったのにできなかったから、夜な夜な理科室にバケて出て、解剖してるって話!!

    カツマタ君…いきなり死んじゃってました。しかも怪談にされてしまっています。カツマタ君は理科の実験が大好きだったものの、フナ解剖の前日に死んでしまったらしいです。

    死んでしまったカツマタ君は、思わぬところで再び語られます。ヤマネの片腕として大福堂制約で細菌研究をしていたという戸倉が、ヤマネについて語る中でこんな台詞があります。

    「そう…彼、こんなことを言ってた…。小学校の時、仲の良かったコが死んだって…そのコは理科が大好きな子でね。解剖実験を楽しみにしてたのに、その前日に死んじゃったんだって。でも、彼は寂しくなかったんだ…。夜ごと学校に忍び込んでは…、その仲の良かったコの幽霊と、実験を繰り返していたんだって。」

    カツマタ君…化けて出ちゃったようです

    ここまででカツマタ君は理科が大好きな生徒で、ヤマネとは仲が良く、フナ解剖の前日に死に、死後は夜の理科室で幽霊となってヤマネと実験を繰り返した。

    その後、ユキジはともだち(フクベエ)の嘘について考える中で、6年生(1971年)の頃に、何が起こったか思い出し、唐突に「フナの解剖…男子が騒いでたよね…、実験大好きな子の幽霊が出るって…」と語っていました。どうやら、カツマタ君は6年生の時の男子の中で一躍時の人となっていたらしいです。怪談として

    そして6年生の頃に、理科室でドンキー見たものがの明らかになります。この時、モンちゃんとケロヨンがドンキーに、なんで夜の理科室が怖いのかと尋ねられ、「カツマタ君が化けて出て、フナの解剖してるんだぞ!」と回答。お化けなんていないと断言するドンキーを加えて、ドンキー、ケロヨン、モンちゃん、コンチの4人は夜の理科室へ向かうのでした。

    ビビる3人を尻目に突き進むドンキーは、理科室でフクベエの首を釣って甦るシーンを目撃。トリックと断言するドンキーに対して、フクベエは「絶交」を宣言し襲い掛かるフクベエの手下ヤマネサダキヨ

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    襲い掛かるヤマネとサダキヨ

    はてさて、モンちゃんたちが理科室に行くのは6年生の頃(1971年)の出来事だったわけですが、サダキヨは5年生(1970年)の1学期に転入してきて、2学期になったら転校し、中学2年(1973年)の時に「COM」という漫画雑誌に収録されている「火の鳥」の新章が読みたくて再びケンジ達の住む街を電車に乗って訪れます凄く懐かしかったと感想を述べていました。

    5年生の頃の1学期(と夏休み)しかいなかったサダキヨが、6年生の頃に起こった理科室の出来事に、なぜいるんでしょうか…。ドンキーに襲い掛かった、ナショナルキッドのお面の少年あんた誰?

    この謎のついては後のフクベエ視点から見た過去から明らかになるわけですが…。

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    帰ってきたサダキヨ

    まさか5年生で転校したはずのサダキヨが6年生のエピソードでも登場してたのは、毎回電車に乗ってケンヂ達のまちへ遊びに来ていたという事なのでしょうか…。なるほど、一応辻褄は合います

    そういえばサダキヨがフクベエと出会うシーンでは、同級生にボコボコにされて間抜けなほどタイミングの悪い担任に声をかけられ、「友達が欲しかったんだ。」とサッカーをするグッチィ達や学級新聞を作るノブオ君達に仲間に入れてもらえず、こんな事を言ってました。

    僕が本当に仲間に入りたかったのは…僕が本当に友達になりたかったのは…あの秘密基地をつくってたケンヂ達だった…

    そして忍び込んだ先にフクベエがおり、「よげんの書」を見て、フクベエに「友達になってくれる…?」と尋ねていました。サダキヨ視点では、いじめられて何処の仲間にも入れず一番入りたかったのは秘密基地を作っていたケンヂたちのグループだったと語っていました。どう見ても5年生の頃のやり取りです。

    フクベエ視点でのサダキヨと出会うシーンでも、サダキヨ視点とまったく同じやり取りをしていたわけですが、フクベエ視点ですと…。

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    フクベエ視点だと、1969年

    1969年ってあんたらまだ4年生じゃないですか。あの…サダキヨはまだ転入してきてませんよ。もうわけ分りません。フクベエはサダキヨと1969年(4年生)と1970年(5年生)と2回出会っているのでしょうか、サダキヨが2人いるのか、ただのミスなのか

    話がそれましたが、カツマタ君についてはフクベエも鏡を見ながら自分は誰だと呟くシーンで登場します。

    「君は…誰?サダキヨ?くく…違うよ、くく…君は…カツマタ君?くくく、違うよ。じゃあ君は、誰?」

    カツマタ君が一体何者なのかまったく分りません。

    フクベエの変わりに”ともだち”となっていたカツマタ君ですが、あっさり死んでしまい面が明らかになってしました。

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    面が明らかになった新たなる"ともだち"

    フクベエとまったく同じ顔でした。整形手術なのか、もともとフクベエと同じ面だったのかは、まったく分りません

    「21世紀少年」でもカツマタ君については、ケンジの替わりに万引き犯扱いされたり、フクベエに「おまえは今日で死にました」と言われたりと、散々な扱い。フクベエと一緒にヤマネにまでいじめられていました。ヤマネとカツマタ君…全然仲良くないです

    明らかになったのはカツマタ君が5年4組の生徒だった。反陽子ばくだんのメモは既にサダキヨに渡していた。5年生の夏は、サダキヨの他にナショナルキッドのお面をつけた少年がもう一人いたこと。カツマタ君については全然分らずじまい

    そういえば、フクベエが万博へ行ったという嘘の5年生の夏休みで、サダキヨのお面を被ったフクベエはサダキヨと間違えられ、ボコされたりする中でケンヂにも出合っていました。小5の時に起こった首吊り坂事件です。

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    ケンヂと出会うフクベエ

    「よおっ。おまえも来てたのか。」と顔馴染みの相手とのやり取りをしていました。ケンヂはナショナルキッドのお面をかぶったサダキヨが来たと思ったのでしょうか。そして「おまえ、お面なんかとれよ」と言うケンヂに従って、お面を取ったフクベエ。

    フクベエの面を見ても、ケンヂは気にもとめません4年3組の同級生で万博について色々聞いたり、肝試しの為にわざわざ家まで訪れたフクベエの面をケンヂが知らないわけありません。それでも、ナショナルキッドのお面の下がフクベエだった事に何の反応もないケンヂ。

    サダキヨだと思っていたなら普通は少しぐらい反応してもよさそうなものですが、5年生の時はサダキヨとカツマタ君がナショナルキッドのお面をかぶっていました。まさか、カツマタ君はフクベエと子供の頃から同じ面だった為に、ナショナルキッドのお面の下のフクベエを見ても、ケンヂはカツマタ君だと思って何の反応もなかったのでしょうか。双子か?さらにケンヂとオッチョとサダキヨは何を見て慌てて逃げ出したのか。この辺の伏線もまったく解き明かされることなく終了してしまいました

    最大の謎はモンちゃんとケロヨンたちが、理科室へ行った時に、「コンチがいたな…あともう一人…誰だっけ?」とモンちゃんは、ドンキー、コンチ、ケロヨン、モンちゃん以外にもう一人いたと言っておりました。回想シーンでも確かに5人います

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    理科室へ向かう5人

    5人目は一体誰だったのか、これがカツマタ君?こちらも最後まで明かされませんでした。"ともだち"の永遠の命とは何だったのか、チョーさんメモの内容(本当にカツマタ君まで辿りついていたのか)など最後まで未解決

    解き明かされなかった伏線を含め、読めば読むど、まったく分らなかったです。カツマタ君って誰?

    私、山田は意味が分りませんでした。なぜ、意味不明なのかはわかりません。ただひとつ判る事は、伏線が回収されなかったということです。ヤマネとサダキヨは犯人の一味。他にも沢山の謎。ナショナルキッドのお面を所有。『首吊り坂をもう一度よく調べてください。ケンヂたちは何も見たのか。伏線は回収されてません。』どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。 これをあなたが読んだなら、その時、私は「20世紀少年」の解読を投げ出しているで しょう。…伏線を解き明かすか、明かさないかの違いはあるでしょうが。 これを読んだあなた。どうか真相を暴いてください。それだけが私の望みです。


    追記
    こんなにメール貰うのは何年ぶりでしょうか。やはり浦沢先生の作品の反響のでかさは凄いな、と。みなさんの推理とか「20世紀少年」の考察は非情にためになったのですが、結局作中に答えはないな、と。特にカツマタくんの正体などどうでもいいという結論はなるほどと思ったり。