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    週刊少年ジャンプは平均読者年齢18歳超えても永遠の少年誌です!

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    「こどものじかん」9巻が発売されました。
    青木先生がりんの家で同居生活をするのがメインでビシッと決める青木△。しかし、深いですね。白井先生と小矢島先生のラブでコメる展開といい教育現場に踏み込んだ話といい。子供達だけでなく大人達も成長していく過程が良いです。精神的に未熟な大人達…改めて「こどものじかん」というタイトルの奥深さに気付きます。まあ、私の中のキモは女子小学生のエッチな話なのは言うまでもありませんが。

    さて、ちょっと今週の週刊少年ジャンプ(8号)で気になった事がありました。「バクマン。」で、天才現る的な漫画が月例賞に送られジャンプ編集部が会議をしていました。しかし内容はかなり大人向けというかジャンプ向きではないという…。

    画力、構成力、話作りは申し分ないけど、少年向けではないとか。

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    ジャンプ編集部

    「でも今の平均読者の年齢ってもう18歳以上ですよね…」
    「だからと言って我々が青年誌向けの作品を推していっては駄目だ。18歳以上なら尚更下げるべき努力をするべきだろう」

    どうなんこれ?
    何時の間にジャンプは平均読者年齢が18歳オーバーになっていたのでしょうか。実は同じ「バクマン。」で2年前はアンケを送る平均年齢が17歳以上で高すぎるとか言ってたのに、1歳上がっちゃいましたでござるの巻きですよ!

    少子化とか子供が漫画を読まくなったと言われている中で、18歳以上なら尚更下げるべきだとか、もう無理じゃね?

    私はジャンプは今でも小・中学生が主な読者層と思っており、30近いおっさんが読むのは異常かなとも思いましたが全然大丈夫じゃんという!

    そもそもジャンプはどうやって読者の年齢を見極めているのかと言えばアンケート葉書でしょう。ジャンプのアンケート葉書を見てみると「年齢」という項目があります。

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    ジャンプのアンケ

    「年齢」という項目のみで読者の平均年齢を尋ねています。私はけっこうな数の漫画雑誌を購読しており、どの雑誌も似たり寄ったりなアンケ葉書です。しかし、ジャンプのアンケート葉書は実は他誌と決定的な違いがあります。

    ヤングジャンプのアンケと比べれば一目瞭然でしょう。

    gif
    ヤンジャンのアンケ

    「年齢」という項目にプラスして「職業」という項目があります。
    つまり、我々のようないい歳したおっさんである社会人が読んでいる事を前提とした項目です。青年誌では当たり前のようについている「職業」という項目。

    実はジャンプと同じ少年誌であるマガジンもサンデーも「職業」という項目があります。

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    サンデー / マガジン

    少年誌を名乗っても社会人が読んでいる事を前提として「職業」という項目があるのです。

    どうでもいいけど、先週のサンデー(8号)のアンケひでぇなオイ!「揉み払い師」の影響か「お色気の少年漫画をどう思うか」などに留まらず「今まであなたが読んだ少年漫画の中で、お色気シーンが印象に残ってる作品があれば、作品名を具体的お答え下さい(他誌含む)」って。そんなん聞いてどうするつもりなんでしょうか。「電影少女」のオシッコシーンとでも答えればいいんでしょうか。サンデーは何処目指してるんだ…。

    話が逸れましたが、青年誌だけでなくジャンプと同じ少年誌のマガジンやサンデーにすら「職業」という項目があります。社会人を読者対象としている事の現れなのですが、読者平均年齢18歳オーバーしたジャンプは頑なに「職業」という項目がありません。

    つまり学生がメイン読者だから「職業」なんて項目いらねーよという事なんだろうと思いますが、平均18歳以上が読者になっても絶対に「職業」という項目をつけないジャンプは、やっぱり永遠の少年漫画なんだとろうな、と。

    唯一「職業」を聞かないジャンプ。学生があくまでもメイン読者という姿勢は凄いですね。やっぱり「少年誌」を真の意味で名乗れるのはジャンプだけですよ!



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    チャンピオンのアンケ

    チャンピオンにも「職業」の項目がないだと…。
    あくまでも学生をターゲットという姿勢を貫くチャンピオン。

    真の少年誌はジャンプとチャンピオンだけです。
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  • BLACK徒然草書籍「なんだ!?このマンガは!?」がマーベラス!

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    大人気レビューサイトのBLACK徒然草さんの漫画レビュー本「なんだ!?このマンガは!?」が発売されました。

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    表紙から半端ねーな!
    何が凄いって漫☆画太郎先生が表紙を描いている事ですよ。あの画太郎先生が表紙を描くってだけでインパクト絶大。何よりも、一見すれば漫☆画太郎先生の新作漫画と間違って手に取りそうな事。さすがじゃまおくんです。見事な戦略家

    この本バカ売れのようで、じゃまおくんの印税ガッポガポのようです。画太郎先生の新作と間違って買わせるという戦略が功を制したわけじゃなく、中身も面白いとなれば売れるのも必然かな、と。

    収録されているレビューは全4章に分かれています。

    ・第1章「なんだ!?このテーマは!?」
    「孤独のグルメ」「ビジネス太閤記 ごくらく王」「マタギ列伝」「ブラボー!ぼくのファミコン」「水道工事店物語」「ムツゴロウが征く」「超愛の人」「散歩もの」

    ・第2章「なんだ!?このアツさは!?」
    「超劇画 聖徳太子」「レース鳩0777」「超護流符伝ハルカ」「コンバット弾」「地上最強の男 竜」「スーパーくいしん坊」「あばれ!隼」

    ・第3章「なんだ!?この設定は!?」
    「いけない!ルナ先生」「5001年ヤクザウォーズ」「ぶかつどう」「飛べ ファッキンバード」「ケンペーくん」「愛星団徒」「アカテン教師梨本小鉄」「Oh!透明人間」

    ・第4章「なんだ!?この少年たちは!?」
    「釣りバカ大将」「グルマンくん」「激メカライダー陽太」「ぼくたちBOYSLIFE」「超香少年サトル」「とどろけ!一番」「藤子不二雄物語 ハムサラダくん」

    なんだ!?このラインナップは!?
    マイナーB級漫画の中に「いけない!ルナ先生」「Oh!透明人間」といってかつての少年の股間を直撃させたエロまであり、ふくしま政美作品まであり、もはやカオスです。書き下ろしとサイトの再掲載があるのですが、「いけない!ルナ先生」「Oh!透明人間」を収録させるところにじゃまおくんに拘りを見出しました。

    そして、各レビューが半端なく熱いです。ラブホテル経営漫画「ごらく王」では、面白レビューの後に以下のように締めくくられています。

    ビジネスのヒントが詰め込まれた経営のバイブルとして、起業家の皆様には特にお勧めすたい作品でございます。

    一体「ごらく王」で経営の何を学ぶというのか分かりませんが、極一部を狙い撃ちしたマイナー臭が胸を熱くさせます。ただでさえ、B級感満載の漫画をじゃまおくんの的確な突っ込みと共に読めば、爆笑確実です。

    個人的には、「いけない!ルナ先生」「Oh!透明人間」のレビューは外せません。この2つと「みんなあげちゃう」「やるっきゃ騎士」は少年誌の限界に挑戦し続けおっさんたちが少年の頃に下半身を熱くさせたエロ四天王で、月日が立っても色あせない夢と希望があります。今でいう「To LOVEる」のようなものです。

    私が始めてBLACK徒然草さんを訪れたのは「いけない!ルナ先生」を検索して辿り着いたのも、今では良い思い出です。「Oh!透明人間」では面白レビューに加えて、私のハートを鷲掴みにする突っ込みまで。

    連載初期は貧乳スレンダー系だった良江ちゃんでしたが、後期には若干ぽっちゃりとした巨乳系へと変貌を遂げました。時代のニーズか?それとも先生の趣味か?

    私も「Oh!透明人間」は青春の1ページなのですが、ヒロイン良江ちゃんのおっぱいが大きくなっていったはじゃまおくんが指摘するまで、まったく気付きませんでした。サラッとこの変化に突っ込みを入れるなんて、いかにじゃまおくんが良江ちゃんのおっぱいに刮目していたのかが伺えます。

    何よりも、ただの突っ込み系レビューと違って、じゃまおくん独特の言い回しが輪を駆けて面白くさせています。例えば絶叫マシンでバトルする「激メカライダー陽太」のレビュー。出だしで絶叫マシンが苦手だと告白する著者・じゃまおくん。そして…。

    実際は絶叫マシーンの1つや2つ平気で乗りこなせなければ女子にモテないというのもまた事実。富士急ハイランドの「FUJIYAMA」なんかに両手放して乗れる人など、キムタクと同じレベルでモテるのではないかと思っております。

    絶叫マシーンに乗れるとモテるだと。勿論そんな事はまったくありませんが、こういうじゃまおくんの言い回しがB級漫画レビューに見事にアクセントとして加えられ、面白さが通常の3倍となっています。キモはじゃまおくんのテキストの面白さなのです。これは是非本書を読んで笑って下さい。

    じゃまおくんの面白テキストのおかげで、その漫画を知らなくても楽しめる仕様となっており、ついつい笑ってしまうこと確実です。こいつはB級漫画好きも、そうでない方もお勧めです。マジで笑えるというものです。素晴らしい著書です。マーベラス!

    気付けばBLACK徒然草さんとの付き合いも長いです。始めてお会いしたのは2005年のロジマトオフ会でした。始めて参加したオフ会だったのですが、酷いものでしたが良い思い出です。

    私はあの頃、ネットの駆け出し管理人で錚々たる面子に恐縮したものです。あのオフ会に参加した、ロジマトさんを始めカフェオレライターさんとかゴルゴ31さんとか一流ホームページさん、何よりBLACK徒然草さんは今でも目標でありライバルです。なんというか切磋琢磨してると勝手に思っているんです。BLACK徒然草さんも同じ気持ちのようで、後書きに以下のように書かれていました。

    多くのニュースサイトに紹介され、同ジャンルの漫画レビューサイトに刺激を受けてモチベーションを維持できたからこそ9年間も「BLACK徒然草」を続けることができ、そして「なんだ!?このマンガは!?」も出版できたのだと思っています。
    特に、サイトを更新するたびにほぼ毎回紹介していただいた大手ニュースサイトの「朝目新聞」さん、「ゴルゴ31」さん、また、テキストサイトとして切磋琢磨した「LOGIC&MATRIX」の遊星さんや、「カフェオレライター」のマルコさんにはとても感謝しております。




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    なんだ!?このマンガは!?
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