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    なぜだ、なぜ新田がそこにいんだぁ!?

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    いよいよワールドカップが始まりました。何か順調に強国が勝っていてイマイチ面白くありません。日本代表もグループリーグが突破できるか不安でしょうがないです。初戦のオーストラリア戦では、三都主選手の後ろを狙われて、中澤選手がつり出されたところをセンタリング上げられ、ツネ様がビドゥンガ選手にせり負けて、こぼれたところをキューウェル選手が、どんっ、なんて事になるか不安でしょうがないです。

    漫画も各雑誌で日本代表を持ち上げる特集や漫画が掲載されています。「日本が世界に誇る○○選手」、ちょっと無理がありそうな持ち上げっぷりが様々なところで見かけます。

    そういえば講談社から発売されたメカビ(私も参加してますので宜しくです)に麻生外務大臣のインタビューが掲載されていました。そこに面白い事が書かれていました。

    もうすぐワールドカップが始まるけれども、イタリアのトッティにしても、フランスのジダンにしても、「何でサッカーをはじめたんだ」という質問に対して、みんな「キャプテン翼」っていうんだよ。

    トッティもジダンも「キャプテン翼」を読んでサッカーを始めたとは。そういえば日本代表の選手も多くの方が「キャプテン翼」の影響を受けている事は有名です。さらに中東でも国旗よりも有名で、自衛隊の給水車には国旗ではなく「キャプテン翼」の絵が描いてあるからイラクで襲われないとか。

    日本が世界に誇るのは「キャプテン翼」です

    さて、そんな「キャプテン翼」は、ヤングジャンプの増刊号「ファイト!日本増刊号」でリアル日本代表「キャプテン翼」の登場人物の夢の対決。

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    キャプテン翼軍団  VS  日本代表     

    ジーコ監督率いる日本代表に対するは、現在ヤンジャンで連載中のキャプテン翼のオリンピック編におけるベストメンバー。今のところ、キャプ翼は翼、日向、若林、葵といった海外組は召集していませんので、これはキャプ翼のベスト布陣。

    メンバーは、若林、松山、次籐、早田、日向、翼、岬、石崎、葵、三杉、そしてFW若島津。やはりノーゴーラー新田は控えになってしまいました。

    キャプテン翼軍団対日本代表…、夢の対決に見えます。しかし、どう考えても日本代表が勝てる気がしません

    日向なんて中学時代に波を突き破りコンクリート破壊するシュートを編み出し、ユース時代には雷獣シュートなる殺人シュートを習得しました。その日向並みの実力を持つ、松山、岬、三杉。さらに、日向を越える変態サッカーの使い手、大空翼がいます。川口選手がどんなに頑張っても、普通に死にます。どう考えても日本代表に勝ち目…というか、無事に試合を終えられると思えません。

    試合開始早々に日向が豪快なシュートを放ちます。川口選手…、よくて病院送り、下手したら天に召します。しかし、これをファインセーブ。さらに、ドイツのミューラーを慌てさせた翼と岬のツインシュートまで止めました。
    ※ミューラー…岩を片手で砕くキーパー

    また、中村俊輔選手のフリーキックから中澤選手のヘッドを、若林が弾いたら高原選手に押し込まれて失点。信じられません。林源三というスーパーグレートゴールキーパーは、コンクリート破壊するシュートや、人を4~5人吹っ飛ばすシュートや、実際に燃えているシュートを普通に止めます。その若林から得点…。

    日本代表が凄いのか、キャプテン翼のメンバーが劣化しているのか。そんな試合の中で、信じられない光景を目にするのです。

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    詰める新田

    こぼれた所を、詰める新田ですが、ツネ様にクリアされるという、いつもの新田の光景なのですが…、って、新田?

    あれ、若島津にポジション奪われたのに、いつの間にか試合出てます。途中で誰かと、交代したのかと思いましたが、新田が無駄に詰めるシーンから、翼、岬、若島津、日向、次籐、早田、葵、石崎、松山、三杉は普通に試合に出ています。若林もファインプレー連発…、て、スタメン11人全員がコートにいます。それなのにこぼれた所を詰めている新田

    …12人いる

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  • 「キャプテン翼」ノーゴーラー新田瞬

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    もうすぐワールドカップですね。マガジン、サンデーでサッカー漫画が新連載したりツネ様の漫画がマガジンに載ったりと、いよいよ盛り上がってきました。「キャプテン翼」も、なかなか面白い事になっています。

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    若島津

    若島津がフィールドプレイヤーとしてフォワードのポジションにつきました。三杉のクロスに、空手で鍛えたジャンプ力でデンマークのディフェンダーに競り勝ちました。本当に、空手でジャンプ力が鍛えられるかは不明です。しかし、ボールは惜しくもポスト。こぼれたボールに反応する男が1人…。新田瞬ですそのまま2得点目。信じられません。新田といえば、ノーゴール、ポスト、スルーと三拍子揃った選手のはずなのに。

    新田瞬…。中学時代に未完の大器と言われ、南葛を苦しめるなど、年下でありながら恐ろしい実力を見せた男です。必殺シュートは自分で名付けた隼シュート。その後、1つ年下でありながらJrユースに選ばれました。彼の日本代表での活躍をご存知でしょうか。

    高校生との練習試合、三原中央高校という名門相手に3-1で圧勝。3得点は全て日向が挙げました。続いて、全国制覇の東邦相手に1-0で勝利。もちろん得点は日向。日向と一緒にツートップを組む新田はノーゴールで合宿を終えました。

    西ドイツへ飛び立った新田は、シュナイダー、カルツ、若林が在籍するハンブルグとの練習試合が行われました。我らの新田も、当然先発。序盤で、松山からクロスが上がってきます。新田は「よし、もらった!!」と不適に笑い、ノートラップランニングボレー隼シュートを放ちます。

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    あっさりキャッチ

    しかし、相手はスーパーグレートゴールキーパー若林。なんなく止められてしまいました。 結局5-1で惨敗。続く、ブレーメン戦ではレギュラー落ち。元修哲の来生と滝という、どうでもいいキャラにポジションを取られてしまいました。

    西ドイツでまったく活躍できないまま、新田たちは国際Jrユース大会が開催されるフランスへ渡ります。日本はアルゼンチン、イタリアと一緒のDグループ。普通に死のグループです。初戦の相手はイタリア、新田は日向と一緒にツートップを組みます。

    前半は日本ペースで試合が進みますが、なかなか先制点が取れません。そこに、翼から絶妙なスルーパスが新田に通ります。大チャンスを迎えた新田は「隼シュートだ!!」と叫びゴール左隅を上手く狙いました。

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    がっちりキャッチ

    相手はヨーロッパNO1キーパーと言われる、黄金の右腕を持つジノ・ヘルナンデス。新田は、ジノの凄さを見せるのに適度なカマセ犬として最適でした。「な…なにィ」と、キャプ翼における黄金のやられ役の台詞まで飛び出しました。通称「なにィ」要員

    新田は何の活躍もないままイタリアに勝利した日本。続く対戦相手は、イタリアを5-0で完勝した、アルゼンチン。3-1で負けている日本、新田は活躍どころか出番もたいしてありませんでした。

    ディアスとパスカルのアルゼンチンゴールデンコンビに押されまくる日本ですが、岬がパスカット。そこからボールは次籐に流れ、次籐はロングパス。そこに走りこむ男は、もちろん新田瞬。今までノーゴールだった鬱憤もたまっているでしょう。そもそも、ハンブルグのキーパーは若林、イタリアのキーパーはジノ。ともに天才キーパーと呼ばれているほどの実力ですので、相手が悪かったのです。アルゼンチンのキーパーは、若林やジノに比べれば、雑魚もいいところ。これなら、いくら新田でも点が取れるはず…。「いけェ、ランニングボレー隼シュートだ!!」と叫びながら、お得意の隼シュートを放ちます。

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    バー

    まさかの、ゴールバーに直撃。さすが、新田。相手が天才キーパーだろうが、そうでなかろうが点が取れません。キャプ翼では、ボールは友達という台詞が出ますが、新田にかんしてはポストが友達になりそうです。点の取れない俊足フォワードは、何の活躍も出来ないまま、三杉に交代させられてしまいました。アルゼンチンとは点の取り合いでしたが、フォワードのくせにノーゴルで途中交代させられた新田は、続くフランス戦は出番なし

    ここまで何の活躍もないまま、どさくさに紛れて決勝まできた新田。正直、試合に全く出てない高杉とたいして貢献度変わらないです。決勝戦の西ドイツ戦では、日向とツートップ。「きめるぞゴール!!」とポーズまで組んで気合が入っています。今までノーゴールで「なにィ」「くそっ」要員だった汚名を返上して欲しいものです。

    試合開始そうそうに、翼から「新田!!」と名指しでパスを貰います。「よし、もらったァ!!」と何時ものカマセ犬パターンかと思いきや、ミューラーにガン付けられて、ビビってシュート打てませんでした。さらに、翼のドライブシュートをキャッチしたミューラーは、「さァ、次はだれがシュートをうってだ」とボールを新田に渡してしまいました。舐められたものです

    くそっなめやがって!!くらえ~っ隼シュートだ!!」と怒りのシュートを放つも、片手で止められてしまいます。しかも、シュートを止めた時のミューラーは笑っていました。完全に舐められてます

    新田は、試合序盤に1本隼シュートを放ち、止められるか外すかして、「なにィ」と言い、その後はたいして出番がないというのが、今までの黄金のカマセ犬パターンでした。しかし、今回は違います。珍しく2本目のシュートを放ちます。

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    2本目のシュート

    股間を狙うもあっさりキャッチ。今まで、1試合に1本シュートを放ち、ゴールが奪えず、後は「なにィ」要員という黄金パターンを覆す1試合に2本ものシュートを放ちました。まあ、点は取れませんでしたけど。

    新田は2本のシュートを放ちますが、ゴールできませんでしたが、翼や日向の活躍で西ドイツを下し、見事に優勝しました。Jrユース時代の新田は、ノーゴールで終わりましたノーゴーラーストライカー新田の活躍はユース時代にも続きます。

    ワールドユース日本代表に選ばれた新田は、合宿でリアルジャパン7と試合することに。中学時代からの先輩浦辺に「新田、昔馴染みのよしみだ。ホレ、フリーでシュートを打たせてやるぜ」と完全にコケにされて「なにィなめるなァ!!」と隼シュートを放ちます。シュートを打つ時、バックに鳥の絵までつけた放ったシュートは、謎のハゲキーパーに片手でキャッチ。「そ…そんなァ」とへこむ新田は、昔から変わらない新田で安心しました。その後、「俺だって1点くらい取るぜ!!」と2本目のシュートを放つも、あっさり打ち返されてしまいノーゴルに終わりました

    そして「新田、てめェみたいなチビのFWはゴール前で右左両足同じように使えなきゃ話にならねェんだよ」と言われて代表を追い出されてしまいます。その後、修行して帰ってきた新田は左足で隼シュートを放ち得点。見事にパワーアップした勇姿を見せてくれました。放課後だけでなく、休み時間も授業中にも特訓しただけあります。

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    授業中の特訓

    見事に得点を決め、日本に新田ありと印象付けたかにみえましたが、火野竜馬が全日本ユースに出れる資格ありと聞き、他のメンバーは「火野は全日本ユースで日向との夢のツートップを組むことも可能ってことか」と、新田は眼中に入らなくなってしまいました。

    ウズベキスタン戦も当然スタメン。パワーアップした新田は「へへ…、シュートを打つだけがFWの役目じゃないぜ」と珍台詞を炸裂してボールをスルー。言っていることは正しいのですが、今までの新田は1試合1本のシュートを序盤で放ち、止められ「なにィ」と言って、出番がなくらなるというカマセ犬のお手本を披露し続けました。もっとシュート打つべきだと思うのですが。さらにジャンピング隼ボレーでまで取りました。新田が代表戦でゴールを決めました。8-1の快勝のうちの1点ですけど

    続くサウジアラビア戦では、葵とコンビを組んでプレッシャーをかけ、翼のインターセプトに貢献。これが進化した新田の力なのでしょうか…。その後、オワイランにボールを奪われ、ゴールを決められた後の翼の台詞。

    「すべて読まれていた。新田、葵の果敢なプレスによって、おれがボールを奪うこと(中略) すべて、あの男は読んでいた

    新田のナイスプレッシャーは相手の術中だったようです。このへんが実に新田らしいです。何の活躍もないまま、新田は佐野と交代してベンチに下がります。強敵相手だと、本当に役に立たないことが浮き彫りに。

    中国戦は日向とツートップ。若林がケガを押しての全力プレイに答えたい新田は、試合開始早々にチャンスが。序盤で新田にパスが通る。まさに絵に描いたような黄金パターンの到来です。

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    ポストは友達

    さすがノーゴーラーストライカー新田予想通りのゴールポスト直撃です。試合は若林のケガが悪化し、1点返され大ピンチに…。守勢に回る日本は、フォワードの日向と新田にボールが回せません。中国の猛攻を何とか防いぎ、ついに前線の日向にボールが通ります。

    中国ディフェンダーが一気に日向に襲い掛かります。日向1人に対して3人ものマーク。ツートップを組む、新田が完全にフリーです。3人にかこまれる日向、対してフリーになっている新田…、この状況で日向が取った行動は…。

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    突進

    手を上げてパスをアピールする新田を完全無視し日向は相手を吹っ飛ばして、1人で突破。新田…ついにチームメイトにはぶられました

    ここでは誰も僕にパスをくれません。サッカーでユース日本代表……その空気を吸うだけで、僕はゴールを決められると思っていたのかなぁ…。

    パスを貰った時の日向は「勝たなきゃならないんだ。この試合は、絶対勝たなきゃ…」と言っていましたが、新田にパスしたら試合に勝てないということでしょうか。

    イラク戦でシュートチャンスが巡ってきますが、空振り。ついに空振りまで…そう思ったら、実況が「いや、これはスルーだ」。またスルーです。すかさず日向が「ナイス、スルー新田」と褒められました。さすが中国戦で新田自体をスルーした男です。ウズベキスタン戦でのスルー、中国戦での(存在を)スルー、イラク戦でのスルー。いつの間にか新田の代名詞にまでなってきましたスルー

    こうして「新田=スルー」と印象付けたアジア予選を突破した日本。ワールドユース本大会にコマを進めます。初戦メキシコ戦ではスタメン落ち。途中出場した新田ですが反町、三杉、早田と一緒にダイジェストでシュートを止められました。ついにシュートシーンまで省略化。さらに翼からのパスに走りこんだと見せかけて、再びスルー。「へへへへ…」と何故か得意げにシュートすら打たないスルー要員出番もスルーされてきました。

    続くメキシコ戦では火野のトルネードシュートに吹っ飛ばされたり、また省略でシュート止められたり、と駄目駄目でした。試合のテーマも日向と火野のストライカー対決と言われ、新田など最初から眼中に入っていませんでしたけど。

    予選突破を決めた日本はイタリアと対決。イタリアといえばJrユース時代に、隼シュートをガッチリキャッチしたジノ・ヘルナンデスがいます。しかし、ケガをしたジノはベンチ。省略で1点取りました。4-0で勝利。本当にどうでもいい試合では1点取りますね

    ベスト4入りをかけて戦う相手はスウェーデン。翼のシュートを防いだことによって、相手キーパーは倒れています。このチャンスに走りこむのは我らの新田。

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    なにィ

    キーパーが倒れていてもゴールを決められない。これぞ新田の真骨頂。結局なんの活躍もないまま、松山、若林、翼のおかげで準決勝進出。準決勝はカットされて決勝に…。

    決勝の相手はドイツを5-0で下したブラジル。中学時代最強といわれたドイツもいまや、丁度いいカマセ犬です。そして、1本シュートを放つもブロックされ終了。予想通り何の活躍もできませんでした。

    もうお気づきだと思うのですが、新田は後半になると姿が忽然と消えてしまうのです。前半にシュートを放ち、止まられるか外す、そしてフィールドから姿を消す

    これが未完の天才といわれた男です。どうやら未完の大器も完成しなかったようです。テクモのキャプ翼5みたいな事は漫画では起こりませんでした。

    そんな新田が、デンマーク戦では2得点。フットサルコンビとかフィールドプレイヤー若島津なんて、新田が1試合に2点決めた事に比べれば小さなサプライズです。