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    『MIX』7巻の感想

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    MIX 7 (ゲッサン少年サンデーコミックス)

    あだち充漫画です。
    『MIX』7巻を読破。うん、あだち充漫画だよな。これはラブコメとか青春漫画とか野球漫画というジャンルではないのである。あだち漫画というジャンル。ラブコメもあるし、青春もしてるし、野球もしてる。それらを混ぜつつ、読後にはやっぱり「あだち充作品」と思うのである。
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  • クロスゲームが終了したと思うと胸が熱くなるな

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    仕事が忙しくなってきました。果たして連日更新記録をどこまで伸ばせるか自分でも興味深くなってきました。こういう疲れている時こそ、マッタリしたいのです。というわけで、マッタリな漫画が大好きなのであります。

    先日、「のんのんびより」の1巻発売されました。フランさんが紹介しており、思っていたよりも全然面白く、結構ハマってしまったと書いていたので試しに読んでみれば、これが抜群にマッタリして私好みだったのです。


    まあ簡単に説明しますと、ド田舎の学校の可愛い4人の女の子と、1人の男子生徒の仲良くのんびりな日常が描かれた話です。

    可愛い女の子4人の中に男子1人というのは、女の子わんさか漫画では大変美味しいはずなんですが、男子生徒の存在感は、「咲-Saki-」の須賀京太郎よりも希薄ですので、いないものと考えて問題ありません。つまり4人の女の子たちの田舎の日常物語です。で、これが非常にスローテンポでマッタリしているのです。

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    マッタリ

    実際は同じようなコマが4つあります。で、姉妹でDVDを仲良く見ていて、DVDの内容によって表情が徐々に移り変わっていくのが詳細に描かれているのです。微妙な内容のDVDだったらしく、つまらないもの見るかのようなロリ姉ちゃんの表情の移り変わりが味わえるのです。

    ぶっちゃけ、1コマで済むような事をあえて数コマで演出する事がマーベラスなのです。淡々と静かにマッタリとした雰囲気が出るのです。

    マッタリしている漫画と言えば、我らが桜場コハル先生の「みなみけ」ですよ。


    たまに飛び出す伝家の宝刀パンチラや、グンバツな台詞まわしなどが魅力ですが、やはりマッタリ感がマーベラスなのです。さらに、マッタリ感が醸し出すことに、キャラが中心に描かれ背景がないので、特に台詞もアクションもないコマがマッタリ感をさらに味わえます。まあ、ただ背景がなく白いだけなんですけど。

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    トウマ

    男だと思われてた藤岡に、女子の制服を見られたでござるの巻き。別にこのコマなくても、まったく問題なかったのですが、あえて落ち込む様子を体育座りで表現。特に台詞やアクションがあるわけじゃないのですが、こういう余計と言うかプラスアルファであえて加えられる演出にこそマッタリとした雰囲気が出るのです。まあ、「みなみけ」は時たま炸裂するパンチラが一番ですけど

    マッタリした雰囲気といえば、「町でうわさの天狗の子」も外せません。特にアクションがあるわけでもなく淡々と静かな内容なんですが、絶妙なマッタリ感が醸し出されていて安らぐのです。「町でうわさの天狗の子」のマッタリとした雰囲気はマーベラスすぎるのですよ。


    なんというか、表情とかで背景とかで読みとるというのかな。このコマは無くても問題なく話は全然進むんですが、あえてその瞬間を切り取るというか。

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    秋姫と紅葉

    スケート場で、偶然会ってしまうでござるの巻き。というか、秋姫と紅葉の正面の様子なんですが、このコマなくても、まったく話に問題はありません。これは目が合ったと捉えればよいのでしょうか。ちなみに、30話「クリスマス」で瞬と一緒にいる紅葉を見てしまい天地がひっくり返ったのか、逆さまに描かれていた事を前提にすると、なくても問題ないコマが味わい深いのです。

    絶妙な演出とでもいいましょうか。マッタリ感を醸し出すのに、あえて余計な事を描くというか。つまり「間」の演出がグンバツなのです。まあ、キモは赤沢さんが可愛いことですけど。

    そう、「間」ですよ。間を描くことで絶妙なヌルイ感じになるのです。例えば小島あきら先生の「まほらば」はグンバツな間でヌルイ感じでマッタリとしたラブコメだったのです。そして「まなびや」や「わ!」もマーベラスな間なのです。


    いやぁ、小島先生の久々の新刊は嬉しいものですよ。絶賛休載中でも、俺は待ち続けるのです。というか大丈夫なのか本気で心配。で、マッタリとした雰囲気が相変わらずマーベラスで、やはりニヤニヤしてしまうのですよ。

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    間です

    ヒロインの1人が窓を眺めている様子が詳細(3ページ)に描かれて、スローに外の様子を見ているというのが、のんびりマッタリと感じてしまうのです。これこそ、間を読むですよ。

    ちなみに、ヒロインの1人の瑠璃ちゃんは、「まほらば」のあの人のなのかと考えると、滅茶苦茶ニヤニヤできますね。うっひょー。

    というわけで(長い前フリだな、おい)、個人的に「間」の演出が最もマーベラスなのは、あだち充先生なのです。なくても良いようなコマをあえて入れる事によって、絶妙すぎる間を演出して、スローテンポな感じでマッタリした雰囲気を醸し出しているのです。そのマッタリした感じで野球漫画をやるのだから、あだち充先生は凄いのです。


    「クロスゲーム」がついに完結ですよ!
    あだち充先生の描く間こそ芸術なのです。ヌルイ感じでマッタリした雰囲気になる間を取りまくり、スポーツ漫画をやるのだから独特なのです。試合中に水着姿のヒロイン描いたり、と徹底的に無駄な演出をしつつ、それがまた絶妙なのです。

    甲子園出場をかけた、決勝戦でマッタリしてしつつも緊迫しているのです(どんな日本語だ)。いきなり老夫婦が子供の頃の少年が壁当てしてた事を思い出すシーンと、別になくても話に関係ないのですが、このシーンがあるからこそ光が異様に輝くのです。

    徹底的に無駄なようでいて、絶妙に味わい深くさせるのがマーベラスすぎるのですよおお。特に、光がホームラン打った時の絶妙の間試合を決定づけた瞬間なのに、マッタリしたヌルイ様子。マーベラスですよ。

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    もはや芸術の域の間を描く

    ホームラン打っといて静かに淡々と語られる様子。そしてひたすら光を見続ける青葉。台詞やアクションなんかありません。ただただ間を描き続けるのです。これが最高にグッとくるのです。

    何も語らないアクションしない青葉のコマの後に唐突に「打つと思ったら、本当に打っちゃうんだもん…」という台詞のなんと味わい深いものか。淡々と間を描き続ける様子に、私は感動したのです。

    また、あだち作品は結末を最後まで描ききらないけど、結末が分かるというのが特徴なんです。例えば、「虹色とうがらし」ではいつもの通りの日常がラストなんですけど、未来を描く事が出来る麻次郎兄ちゃんが七味と菜種が挙式している絵を描くという。結末を描ききらないけど、結末が分かるというのが最高のスン止め感ですよ。

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    結末は…

    特に告白とかなく、手を繋いでいる様子。そこに至るまでの流れと間の取り方が最高なのです。本当に徹底的に、ストーリー上は必要はない様子を静かに描き、絶妙なマッタリ感がマーベラスすぎるのであります。

    まあ結末としては、「光はウソつき→ウソついていいか→月島青葉が一番好きだ(ウソのウソ、つまり本当)」という事かな。それに至る間の取り方が絶妙すぎるのであります。

    あだち充先生の描く間は本当に芸術ですよ。絶妙な雰囲気というか空気というか。間を読むのが面白いのです。あ、ちなみに私はよく空気を読めない男と言われます。