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「となりの関くん」授業中の1人遊びのストイックさ
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2011年11月27日
教科書に偉人の顔あればとりあえずヒゲを描く、消しゴムのカスを集めて丸める、ノートにパラパラ絵を描く、机にイタズラ書きをする…そんな事は誰もが経験した事でしょう。授業中に、先生の視線を掻い潜り、しょうもない遊びに興じたものです。授業中の1人遊び…誰もが通る道です。「となりの関くん」とは、そんなしょうもない授業中の1人遊びを突き詰め、隣の席の横井さんの視点で延々と関くんの1人遊びをフィーチャーしたものです。これが地味ながら面白い!
遊ぶ関くん
ただストイックに授業中に遊ぶ関くん。
消しゴムでドミノ倒しに始まり、 ストーリー性のある1人将棋、砂遊び、碁石でアニメ、猫とじゃれ、チェスタワー、折り紙、本格的な編み物…と、どれもレベルの高い遊びを授業中にひたすら行うのです。どの遊びも、本気と書いてマジです。
これが実に面白そうなんですよ。そして誰もが思うのです。お前授業受けろよ、と。関くんも授業をしませんが、それを見守る横井さんも授業しません。たまに関くんの1人遊びに乱入してしまったりしてしまいます。
ストイックにひたすら遊ぶ関くんと、それを眺める横井さん。
地味なんですけど、これが無性に面白い。そもそも、遊びの種類は沢山あるものの、やってる事はワンパターンなのでマンネリ化が起きて飽きてしまいそうなものなんですけど、あらゆる変化をつけて飽きさせません。
2巻では新キャラ・後藤さんが登場。
横井さんが見る関くんの遊びに加えて、後藤さんが見る横井さんという新たな構図がありました。相変わらず関くんの1人遊びが気になってついつい見ちゃう横井さんを第三者が見たら…。
後藤さん
2人が恋人のように見えてしまいました。
勘違いしちゃう後藤さんが、これまたくだらなく、関くんが1人遊びするだけから色々と派生が広がっていきます。
ただ授業中に1人でこそこそ遊んでるだけの地味な作品なのに、その地味さが味わい深く、1人遊びを追求し続ける関くんの不屈の精神、それを見つめる横井さん…気付けば夢中になってしまいます。お勧め。
となりの関くん 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
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