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「タケヲちゃん物怪録」「とよ田みのる短編集 CATCH&THROW 」凄くいい
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2012年05月25日
・【Amazon】「ゆるゆり」(8)巻 限定版
・【Amazon】「ゆるゆり」(9)巻 限定版
「ゆるゆり」8巻と9巻の限定版の予約がアマゾンで開始されました。9巻は7巻同様オール描き下ろしだそうです。それぞれ7月24日、27日発売。
さて。
「ラブロマ」「友達100人できるかな」のとよ田みのる先生のゲッサン連載「タケヲちゃん物怪録」1巻、初短編集「とよ田みのる短編集 CATCH&THROW」が発売されました。うん、これはいいものだ。雰囲気とか古き良き感じが独特の雰囲気です。
「タケヲちゃん物怪録」は、不運な星の下にいる呪われた女の子タケヲちゃん。親に迷惑をかけないように1人暮らしを始めるも、入居予定の寮が手違いで満室。変わりに紹介されたのが妖怪屋敷の百鬼荘。妖怪達と出会い1人ぼっちだったタケヲちゃんがぼっちじゃなくなる…というもの。
思わずホッコリする温かさ。
タケヲちゃんの「陰の気」は大変美味しいらしく、妖怪たちはタケヲちゃんを脅かし「陰の気」を出そうと躍起しますがまったく動じません。タケヲちゃんは怖がった時ではなく、「幸運」を感じると驚くのでした。さすが不幸少女!
「幸福」を感じると驚く
そして妖怪達がタケヲちゃんを「幸福」にしてやろうとするようになる。もうね、これがいいんだ。温かいんだ。2話で、椿の密の味が子供の頃に「じょっぱい」と涙味だったのが「甘い」って変わるのがグッとくる。
お気に入りは4話のツンデレ妖怪。本当に良い話だ。
タケヲちゃんを「幸福」にさせるなんて妖怪の威厳も地に堕ちた。タケヲちゃんを絶対に認めないし、追い出してやると言って意地悪ばかりしてたのに、本当はタケヲちゃんを助けてたってのがニマニマする。
また、タケヲちゃんが可愛いんだ。
タケヲちゃん
いつもは無表情なんだけど、妖怪達と交流することで少しづく人間らしい感情を持つようになる様子がいいね。こんな笑顔されたら、誰だってホッコリしちゃうってものですよ。タケヲちゃんが「幸福」になれば、妖怪達も「幸福」になって、読んでるこっちまで「幸福」になるってもの。幸せって伝染するんですね!
ちょっと暗くなりそうな設定なのに、いい話になってるのが凄いですね。全話剛速球のストレートで「善」を描く。もうね、心からタケヲちゃんを応援したくなりますよ。クラスの友達、百鬼荘の妖怪との「交流」を描き幸せになってくタケヲちゃんに胸が熱くなる。
とよ田みのる先生の描く「交流」「コミュニケーション」が僕の心の琴線を鷲掴みにするんですよね。心地よくなる。そんなわけで「とよ田みのる短編集 CATCH&THROW」が凄くいいんだ。凄くいいんだ。(大事な事なので2回言いました)
「ラブロマ」「FLIP-FLAP」「友達100人できるかな」でも、人と人(人外含む)の交流が凄く好きだったんですけど、「とよ田みのる短編集 CATCH&THROW」がこれまた凄く良い「交流」を描いている。最高です!
収録されているのは「素敵な面倒さん」「CATH&THROW」「ヒカルちゃん」「等価なふたり」「片桐くん」の5本。特に良かったのは表題作「CATH&THROW」。週刊少年サンデーに読み切り掲載されたやつです。作者自身、後書きで総決算の漫画と述べている。
総決算というのも納得の良さ。
東京からド田舎の島へ転校してきた少年。ド田舎の暮らしに馴染めず、友達も作らず1人で過ごしている中で、アメリカからの転校生キャッシーと出会う。彼女にフリスビーを教えてもらい仲良くなっていくもの…。
CATH&THROW
とよ田みのる作品は、ド直球のストレートをど真ん中に投げる。
もうね、だからこそ気持ちいい。「CATH&THROW」を読んでる時の気持ちよさは何事かってレベル。主人公の少年の「俺が友達になってやる」「お前のTHROW、俺が全部CATCHするから」とか胸熱すぎる。
タイトル通り「CATH&THROW」。
フリスビーをCATH&THROWするし、最初は通じてなかった言葉をCATH&THROWするし、お互いの気持ちもCATH&THROWしていく…とても美しいボーイミーツガールストーリー。
お互いの気持ちもCATH&THROW
めちゃんこ良い。
全作品にいえるけど読後の爽快感が半端ない。
あと原作別だけど「等価なふたり」が個人的にツボ。人間関係とか交流を描くのが本当に上手い。超良かったです。
<関連>
・「友達100人できるかな」完結
・【Amazon】「ゆるゆり」(9)巻 限定版
「ゆるゆり」8巻と9巻の限定版の予約がアマゾンで開始されました。9巻は7巻同様オール描き下ろしだそうです。それぞれ7月24日、27日発売。
さて。
「ラブロマ」「友達100人できるかな」のとよ田みのる先生のゲッサン連載「タケヲちゃん物怪録」1巻、初短編集「とよ田みのる短編集 CATCH&THROW」が発売されました。うん、これはいいものだ。雰囲気とか古き良き感じが独特の雰囲気です。
「タケヲちゃん物怪録」は、不運な星の下にいる呪われた女の子タケヲちゃん。親に迷惑をかけないように1人暮らしを始めるも、入居予定の寮が手違いで満室。変わりに紹介されたのが妖怪屋敷の百鬼荘。妖怪達と出会い1人ぼっちだったタケヲちゃんがぼっちじゃなくなる…というもの。
思わずホッコリする温かさ。
タケヲちゃんの「陰の気」は大変美味しいらしく、妖怪たちはタケヲちゃんを脅かし「陰の気」を出そうと躍起しますがまったく動じません。タケヲちゃんは怖がった時ではなく、「幸運」を感じると驚くのでした。さすが不幸少女!
「幸福」を感じると驚く
そして妖怪達がタケヲちゃんを「幸福」にしてやろうとするようになる。もうね、これがいいんだ。温かいんだ。2話で、椿の密の味が子供の頃に「じょっぱい」と涙味だったのが「甘い」って変わるのがグッとくる。
お気に入りは4話のツンデレ妖怪。本当に良い話だ。
タケヲちゃんを「幸福」にさせるなんて妖怪の威厳も地に堕ちた。タケヲちゃんを絶対に認めないし、追い出してやると言って意地悪ばかりしてたのに、本当はタケヲちゃんを助けてたってのがニマニマする。
また、タケヲちゃんが可愛いんだ。
タケヲちゃん
いつもは無表情なんだけど、妖怪達と交流することで少しづく人間らしい感情を持つようになる様子がいいね。こんな笑顔されたら、誰だってホッコリしちゃうってものですよ。タケヲちゃんが「幸福」になれば、妖怪達も「幸福」になって、読んでるこっちまで「幸福」になるってもの。幸せって伝染するんですね!
ちょっと暗くなりそうな設定なのに、いい話になってるのが凄いですね。全話剛速球のストレートで「善」を描く。もうね、心からタケヲちゃんを応援したくなりますよ。クラスの友達、百鬼荘の妖怪との「交流」を描き幸せになってくタケヲちゃんに胸が熱くなる。
とよ田みのる先生の描く「交流」「コミュニケーション」が僕の心の琴線を鷲掴みにするんですよね。心地よくなる。そんなわけで「とよ田みのる短編集 CATCH&THROW」が凄くいいんだ。凄くいいんだ。(大事な事なので2回言いました)
「ラブロマ」「FLIP-FLAP」「友達100人できるかな」でも、人と人(人外含む)の交流が凄く好きだったんですけど、「とよ田みのる短編集 CATCH&THROW」がこれまた凄く良い「交流」を描いている。最高です!
収録されているのは「素敵な面倒さん」「CATH&THROW」「ヒカルちゃん」「等価なふたり」「片桐くん」の5本。特に良かったのは表題作「CATH&THROW」。週刊少年サンデーに読み切り掲載されたやつです。作者自身、後書きで総決算の漫画と述べている。
この漫画のタイトル『CATH&THROW』の意味ですが僕が描いてきた漫画全てのテーマに通ずるものだと思ったので今回の短編集のタイトルにもしてみました。ラブコメでもあり(ラブロマ)、マイナースポーツでもあり(フリフリ)、コミュニケーションの話で(友100)、僕が今まで描いた漫画の総決算なお話でした。
総決算というのも納得の良さ。
東京からド田舎の島へ転校してきた少年。ド田舎の暮らしに馴染めず、友達も作らず1人で過ごしている中で、アメリカからの転校生キャッシーと出会う。彼女にフリスビーを教えてもらい仲良くなっていくもの…。
CATH&THROW
とよ田みのる作品は、ド直球のストレートをど真ん中に投げる。
もうね、だからこそ気持ちいい。「CATH&THROW」を読んでる時の気持ちよさは何事かってレベル。主人公の少年の「俺が友達になってやる」「お前のTHROW、俺が全部CATCHするから」とか胸熱すぎる。
タイトル通り「CATH&THROW」。
フリスビーをCATH&THROWするし、最初は通じてなかった言葉をCATH&THROWするし、お互いの気持ちもCATH&THROWしていく…とても美しいボーイミーツガールストーリー。
お互いの気持ちもCATH&THROW
めちゃんこ良い。
全作品にいえるけど読後の爽快感が半端ない。
あと原作別だけど「等価なふたり」が個人的にツボ。人間関係とか交流を描くのが本当に上手い。超良かったです。
<関連>
・「友達100人できるかな」完結
タケヲちゃん物怪録 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
posted with amazlet at 12.05.20
とよ田 みのる
小学館 (2012-05-11)
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とよ田みのる短編集 CATCH&THROW (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
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とよ田 みのる
小学館 (2012-05-11)
小学館 (2012-05-11)