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    「ひとつ屋根の下の」、堂々の完結

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    ひとつ屋根の下の(3) (アクションコミックス(コミックハイ! ))

    「ひとつ屋根の下の」堂々の完結である。
    全3巻で見事にまとまっており、読後感が最高だよね。頬をニヤニヤさせ悶絶して部屋をゴロゴロ転げまわるイチャラブっぷり。幸せに向けて突き進む爽快感。最高であったと断ずるに些かの躊躇もないわ!
    <関連>
    「ひとつ屋根の下の」ボクのこと忘れないでください!

    だけど私たちこのままで、本当に幸せになれるの?
    幼き日の約束を果たすべく再会し、恋人関係となった梨々子と久太。2人の交際に反対する久太の祖父をはじめ、周囲に認めてもらえるよう奔走するが、ついには全寮生に2人の関係がバレて…!?ひとつ屋根の下で繰り広げられる、キリッとしてデレッとするラブコメ、完結の第3巻!!

    3巻裏表紙より。
    オビの「お姉ちゃん、あなたの赤ちゃん産みたいの!」の煽り文句が扇情的ですが、たしかにりり姉ちゃんの可愛さは半端ではありませんでした(性的な意味で)。

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    半端じゃないぜ!

    悶絶。

    幾多の困難を完結して久々にデートという名のイチャラブタイムのひと時である。デート中にラブホテルの前で大赤面してテンパり、カラオケで「はっぱくんの赤ちゃんは生みたいの!本当よ?」ときたものです。ここで重要な事は主に3つだ。

    テンパって日本語を発せなく「@#*☆♪!!?」とよく分からない叫びをするりり姉ちゃんが可愛いということと、清い交際を決めセックスが怖いと言ってるくせに赤ちゃん生みたいとかアトミック級な事を言いだすりり姉ちゃんが可愛いこと、そして自分の好きな事していいと言われ不意打ちのキスをするりり姉ちゃんが可愛いってことである。ようするに、何が言いたいのかといえばりり姉ちゃんは可愛いという事である。

    ていうかさ、りり姉ちゃんは自分が何かされるのは嫌がる癖に、どう見ても誘ってるとしか思えない言動を繰り返すからね。ただごとではない魔性の女ですよ!

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    なにこれ?

    天然でこんなことするのは何事ですか!
    「やってみたいのある」「顔が見えるし怖くないよ」じゃねーよ。こんな事されたら健全な男子はたまりませんよ。まったくけしからん!(笑顔

    やはりこの2人のイチャラブは至高なり。
    とはいえ、最終3巻はまあ当然ですけど物語が収束に向かうわけです。数々の困難や障害を2人で立ち向かっていく様は、爽快感があり気持ちのいいものでした。だけど、シナリオは面白いんですけど、私が求める頬を緩めてニヤニヤして部屋中ゴロゴロ転げまわる悶絶的なものは減ってしまう。もちろん、上記に述べたようにご褒美展開はあるのですけど、イチャラブ展開は少ないかな。あくまでシナリオメインという感じ。

    だ・け・ど!
    そうなれば恋の決着も付けなくてはいけないのだ。当然アテ馬的役割をになっていた第二のヒロインときをちゃんにもFF風に言えば死の宣告しなくてはいけないのだ。デスを唱えなくては、ザキを唱えなきゃいけないのだ。それが可哀相な娘の運命なのだ。

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    ときをちゃん

    ブヒィィィィィィ!!

    やばい。ペロペロするしかないわコレ
    やはりね、恋に破れし女の子の涙は素晴らしいね。これ究極なり。
    むしろ最終巻はときをちゃんによるときをちゃんのための物語だったと言っても過言ではありません。はっぱ君が幼少時代からの王子様だったという過去の回想といい、ラブラブアタックを一直線にしてきたのに、無残に「悪・即・斬」のごとし斬られるときをちゃんである。彼女の一挙一動、恋する乙女っぷりは最高すぎるぜ。この涙は俺がペロペロする

    しかもね、見事にフラれちゃったときをちゃんですけど、恋破れし乙女がそこから立ち直ってりり姉ちゃんとはっぱくんを応援するというね。恋破れし乙女が2人を励ますような後押しするような役割をしてみせるのですよ

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    後押しはじめちゃうときをちゃん

    フラれる→涙→立ち直る?→応援
    この流れが芸術的ですらありますね。俺の中でときをちゃんが報われない可哀想なヒロインの殿堂入りをした瞬間でもあります。本当に良い娘だったよね。可愛い娘だったよね。だから、ラストのエピローグは絶許!

    もうさ、余り者同士をくっ付ける止めてくれんかね。ドラクエ5がなぜ、「ビアンカ>(超えられない壁)>フローラ」だったのかと言えば、「幼なじみ」という単純なものではないのだよ。例え選ばれなくても何年経っても独身を貫いたビアンカにプレイヤーは涙したのだよ。フローラを選んで居た堪れない気持ちになったのだよ。だから俺はリセットしてビアンカしか選べなくなってしまったのだよ。

    とはいえ、1話丸々使ったエピローグは最高でありました。
    もうね、胸がポカポカと温かくなるしかないね。10年後の話は素晴らしかったね。こういうきっちりEDを描くのは私は大好きなのである。グッとくる感動的な感動的なエピソードを交えつつ、いつまでも変わらない2人のイチャラブっぷりは素晴らしいとしか言いようがありません。泣ける。

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    エピローグ

    素晴らしい。実に素晴らしいです。
    なんのかんの言っても、りり姉ちゃんは可愛い。キリッとした顔も可愛いし、赤面してテンパる顔も可愛いし、ヤキモチ焼いて怒る顔も可愛い。でも、一番可愛いのはどう考えても泣き顔なのである。成長して大人になっても、変わらぬ無き顔に僕の心の琴線は鷲掴みでありました。りり姉ちゃんほど泣き顔が可愛い娘を僕は見た事がないね。本当に絶妙な泣き顔を描くのである。

    いやー見事な大団円だったね。
    大変良かったです。読めば読む程グイグイと「ひとつ屋根の下の」ワールドに引き込まれてしまいましたね。だって、そこは困難や壁はあっても、みんな優しい世界だから。笑い良し!泣き良し!萌えよし!あとは、その、エッチというかあざとさもよし!素晴らしかったのです。読後の感想を言葉に述べるのはちょっと難しいかな。えっとね、絵にするとこんな感じかな。


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    ひとつ屋根の下の(3) (アクションコミックス(コミックハイ! )) ひとつ屋根の下の(3)
    ひとつ屋根の下の(2)
    ひとつ屋根の下の(1)

    著書:藤こよみ

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    著書:藤こよみ

    個人的に前々作の「このこここのこ」はめがっさお勧め。未読なら是非。今ならKindkeで280円と超お得なので。

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    コメント(1)

    ひとつ屋根の下の(1) (アクションコミックス(コミックハイ!))

    ラブコメ読んで頬を緩めてニヤニヤさせるが至福!(挨拶)

    「ひとつ屋根の下の」1巻が発売されました。
    文字通りひとつ屋根の下で繰り広げられるハートフルコメディである。ですが、お風呂でバッタリとかトイレでばったりというようなご褒美的なアレとは違います。「ひとつ屋根の下の」における、一つ屋根の下は同じ寮という意味。

    コミック裏の説明は以下の通り。

    大人になったら一緒に暮らそう―
    幼き日の約束を果たすべく、久太は共学になったばかりの元女子高に入学する。だがそこの家で待っていたのいは彼を「知らない」と言い放つ幼なじみ、梨々子の姿だった。泣き虫で、優しくて、久太のことが大好きな"りり姉ちゃん"は一体何処へ?ひとつ屋根の下のナイショの恋物語、始まります。

    子供の頃に結婚の約束をした幼馴染と数年ぶりに再開するというものである。これがね、いいんだ。全力で頬をニヤニヤさせてしまう系の威力を持っている。幼い頃に結婚の約束をした2人が再開っていうのはベッタベタだけどいいね。

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    結婚の約束をした幼なじみ

    一言で「幼馴染」といっても、この業界には二種類の幼馴染の形があります。主に以下の2通りに分けられるであろう。

    一緒にいるのが当たり前で腐れ縁状態の幼馴染
    幼少の頃に大事な約束をして離れ離れになった幼馴染

    前者は兄妹のように一緒にいるのが当然で恋愛感情が無い、後者は幼少時に一生の思い出になるような時を過ごし結婚の約束をしている…というのが定石の黄金パターンである。同じ「幼馴染」と書くのに全然意味合いが違います。実の妹と義理の妹ぐらい違います。

    で、この「ひとつ屋根の下の」は後者の「幼少の頃に大事な約束をして離れ離れになった幼馴染」であります。子供の頃にした結婚の約束を果たすために主人公・久太は元女子高で去年共学になったばかりで可愛い女の子わんさかの星淑学院(男の理想郷に入学する。目的は一つである。子供の頃に結婚の約束をしたりり姉ちゃんと再開する為。

    で、いざ再開したら素っ気ない態度に「あなたとは今日が初対面です」とか言われる始末です。昔の思い出を語ってもクールに今日が初対面と突き放す。それでも、久太のこの一言にはダメージを受ける!

    ボクは和賀寮長に一目惚れってことにするよ

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    それを聞いたりり姉

    悶絶!

    まさか、この私がラブコメ漫画の1話で悶絶する羽目になろうとは。ラブコメ漫画において1話でニヤニヤさせて悶絶させるってのは非常に難しい。どんな名作ラブコメも、ヒロインに感情移入させるのに数話が必要なのだ。

    ニヤニヤさせて悶絶させるのには数話はかけるのが定石である。勿論ラブコメ漫画の1話目で僕のハートをガッチリ掴んだ作品は多い。「電影少女」とか「I's」とか「ラブひな」とか「いちご100%」…etc。でもこれらの作品は1話目でニヤニヤさせたというよりエロで鼻の下を伸ばしたというのが正確。やはり、頬をニヤニヤさせてラブがコメって悶絶するには数話ないと難しい。

    それを1話目でやってのけた「ひとつ屋根の下の」はとんでもない!1話目で出し惜しみして引っ張るような設定の幼少の頃の結婚の約束、数年ぶりの再開をサラッと流れるように描いた点が大きいだろう。何よりだ。再開した後のクールに突き放した他人行儀な態度を何度も見せられた末にの赤面だ。これは威力デカイ!念願のはぐれメタルに出会い、4~5ターン全部ミスのオンパレードの末に出た会心の一撃のような感動である。

    その後のりり姉ちゃんの言動が僕の心の琴線を鷲掴みにする。

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    その後のりり姉ちゃん

    見てくださいよ、このだらけきった頬の緩みを!
    他人行儀で初対面のフリしてたりり姉ちゃんも、実は幼少の頃を覚えててずっと好きで、久太の言葉が凄く嬉しかったというね。ニヤニヤするっちゅーの。そして「どうしよう…」と切なく泣き出す。

    たった1話で普通のラブコメ作品ならずーっと引っ張る展開をスピーディに描く。だからサクサク読めます。1巻でで2人の置かれるロミジュリっぷりと、それでも好きだというのが描かれています。サクサク進んで凄くいい!俺の頬の筋肉も緩むっつーの。

    また、脇の布陣も完璧です。
    保護者が勝手に決めていた婚約者を筆頭に、寮のエロ姉妹、今後フラグが立つ可能性高そうな同級生など、何処に転ぼうとも約束された勝利を掴めるのである。「ひとつ屋根の下の」の布陣はどこに転ぼうともガッチリ勝利を掴む2段構え!…ならぬ3段、4段、5段構え!

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    どこに転ぼうとも勝利である

    ふむ。
    幼少時に結婚の約束を交わした幼馴染と両想いである事を前提に、勝手に自分を好いている婚約者に、悩殺してくるエロ姉妹に、その他のモブもなかなかどうして。率直な感想を述べよう。羨ましい!

    でもやっぱメインディッシュがあるからこそ!りり姉ちゃんの可愛さが半端ない!泣いてる表情も、切ない表情も、キリッと真面目な表情も全てが僕の心の琴線に触れる。なんだ、この可愛さは!

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    圧倒的可愛さである

    サクサク読める上に、両想いと直ぐに分かって行動する。
    1話で再開&両想いが判明し、2~4話で置かれている状況やお互いが両想いである事や今後やるべき事を速攻で描き、5話で温泉でお泊りである。「悪・即・斬、牙突」の斎藤一に優るとも劣らない「再開・大好き・キス、押し倒す」のスピード感!

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    「再開・大好き・キス、押し倒す」

    ブラボー!

    もちろん未遂で終わる押し倒しであるが、大人になったらという事で先のセックスの約束もガッチリ交わすのである。ラブラブである。悶絶ものである。僕は部屋中ゴロゴロ転げまわってしまいました。

    その後の2人のロミジュリっぷりの問題を解決するエピソードがいいんだ。グッとくる。家庭の事情で障害のある大好きな幼馴染が結ばれる事を望まれてないっていうのは、僕の歴代幼馴染NO1の海己の境遇と同じで最高にニヤニヤできる。もうりり姉ちゃんの土下座には白旗を上げるしかない。まいりました!

    りり姉ちゃんは最高の幼馴染ですよ!
    何より特筆すべき点は、その仕事っぷりである。恋する乙女の可愛さ、ロミジュリ的な切なさ等、全話でその魅力を余すことなく見せる。可愛すぎるだろう、と。これが本当に素晴らしいお仕事なんですよ。

    だって、ラブコメ漫画のヒロインは読者を喜ばせるのがお仕事じゃないですか。世の中には霊圧が消える人気1位のヒロインもいる一方で、りり姉ちゃんの仕事っぷりは感動的であります。見事ですよ。「ありがとうごいざいました」としか言いようがない!

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    本当にありがとうございました!

    必殺仕事人のような匠である
    毎回毎回、確実に読者を喜ばせるというラブコメのヒロインとして仕事を遂行する。可愛い、ブヒィ、ペロペロ(^ω^)という言葉だけで言い表すのは難しい。まさに奇跡の幼馴染です。奇跡って起きないから奇跡らしいけど、起きちゃった。りり姉ちゃんの可愛さはもはや言語化できません。うーんとね、絵にするとこんな感じかな。


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