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「ましろのおと」圧倒的に熱い!面白い!
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2012年06月30日
・【Amazon】テイルズ オブ エクシリア2 (初回封入特典:プロダクトコード同梱) 特典 予約特典「オリジナル短編小説「TALES OF XILLIA
2 -Before Episode-」&「設定資料集」付き
「テイルズ オブ エクシリア2」初回限定盤がアマゾンで予約受付開始。初回特典は「ルドガーのエミル風衣装など3キャラクターのDLコード」「PS3用テイルズ オブ エクシリア2カスタムテーマ」など。11月1日発売予定。
さて…。
・【Amazon】魔法戦記リリカルなのはForce (6) 限定版
・【Amazon】魔法少女リリカルなのはViVid (8) 限定版
「魔法戦記リリカルなのはForce」6巻、「魔法少女リリカルなのはViVid」8巻がマゾンで予約受付開始。2013年2月9日発売予定。
「ましろのおと」6巻が発売されました。
第36回講談社漫画賞受賞ですって。なるほど、納得の選出である。まさに帯にある通り、今こそ読みたい津軽三味線青春グラフィティです。「ましろのおと」は最初、羅川先生の少年漫画が読める程度の認識でした。「しゃむに」みたいな熱いノリを少年漫画でってね。それがなんかとんでもない漫画になってきた。ただ面白いのではありません、とてつもなく面白いのである。
<関連>
・「ましろのおと」が期待大な件
6巻は津軽三味線甲子園「松五郎杯」団体戦がついに決着。
雪のライバル達が圧巻の演奏を繰り広げ、いよいよ雪の梅園学園チームの出番である。僕は三味線の事は全然詳しくないんだけど、「ましろのおと」は音を聞いてる観客の反応や感想で凄い演奏であると読者に分からせてくれる。
で、雪の演奏は普通に上手いとか特別目立ってないという程度の感想を観客から受けていた。梅園学園の演奏は、海人が中心になって演奏し、雪は影になってそれをサポート&引っ張ってるようで。だから普通の人が聞いたら、雪は目立ってないし、特に印象も残らず、聞こえてくる音は海人の音。
でも実は分かる人にだけは雪の凄さが分かるっていう演出がもうね。
上手いとういうか、凄いというか。大阪の梶きゅんは「一人の音が目立ってるけど」「なんや!?この音の柔らかさは?」、福岡の荒川は「イイ三味線やけど…、聴こえとうのは一つだけやない」「少し抑えた別の音が重なって、クッションのなっとる」…と。
で、舞は「あれが気にしでだ澤村?別に…目立たねくて普通だど思う」とチームメイトに言われてお怒りである。
雪の感想を聞いたマイマイ
「澤村雪!!なして影さまわる?」
なんとものっけから凄い。普通の人が梅園学園の演奏を聴くと、海人の音だけが目立って、雪の演奏など誰も気にも止めない。でも、三味線の実力者だけが雪の完璧なサポートの凄さに気付くという。何というにくい演出だ。ライバル達の凄さもサラッと描いてしまった。
「お見事。流石雷先輩、『餅は餅屋』だな」
「海人もキメた、清流のクセのある三味線鳴らした」
「結、ミスが無ぇ。いい子だな、本番強え」
「前田さん、ちゃんと拍子とれでる。最後までけっぱれ」
今までサポート役に徹していた雪はラスト45秒で本気を出す。
「皆、いづも通りに弾いでくれ。これは全員の音があってこその音だ」と、仲間の力を信じたからこその本気を出せたわけで痺れました。これがまた凄かったんだ。
雪の本気
圧巻である。
雪の音を聞いて驚く観客が完全に俺とシンクロする。
音無き漫画なんですけど本当に音が聞こえた気がする。視覚で音を連想させるとか半端じゃない。なんていうのかな、「ましろのおと」の演奏シーンを読んでると、ブワッとくるんですよ。鳥肌立てて驚きゾクッする。圧巻っぷりに呆然とする…そうまさに観客と同じ顔しちゃってるんですよね。
まるで読者が観客となっているこの感覚!
ライブ感っていうの?まじで観客とオレのシンクロ率が400%を超えてます。自分も客席で音を聞いてると錯覚させられます。だから、演奏シーンでは観客と同じように圧巻されっぱなし。マジで凄い、超凄い。
最高の演奏をした梅園学園でしたけど、結果は3位。
もちろん入賞したし、立派な成績だったけど素人軍団が誰一人喜んでいなかったのは印象的でした。
3位入賞したけど
「悔しい」
「知らなかった、あたし…こんなにも負けたくなかったんだ…」
「こんな気持ちになるほど、今日最高の演奏が出来た…」
グッとくるね。
「悔しい」という感情。
特にマイマイには胸の内で激しく渦巻いていた。2位入賞でも当然満足できず、それどころか雪達の学校は審査員特別賞を貰い…。
あだしは…っ、澤村雪に勝ったのが…!?
「もし。自分にない音を鳴らされた刺激を受けるけど同時に嫉妬する」
「あの感覚は苦しくて醜くてとても嫌なものだ」
「澤村雪―あんだは…いづ苦しさを知る!?」
雪はいつ知るんだろうか。
「やりきった…後悔はない。だども、胸が苦しい」と述べてたけど。他人の演奏で自分にない音に影響を受け嫉妬したのか。負けて悔しくて苦しかったのか。
そもそも、雪はあまり勝利とかそういう方面に貪欲ではありませんでした。それは若菜ちゃんも杞憂していた。
勝利には拘ってない
「"弾ぎたい"―が。"優勝したい"じゃねぇのが」
「も少し貪欲になってほしいもんだな」
ただ弾ければいいという男が、団体戦では「このままは(他校に)敵うどごろか並べもしないど思った」と本気を出して弾いたのは胸が熱くなるね。そして悔しさとか苦しさを知った。少年漫画の主人公は"成長する"ものです。「ましろのおと」の雪は最初から三味線技術は凄いので(今後も技術的に成長するだろうけど)、内面の成長を描くのが凄く好きです。
次は個人戦。
めがっさ楽しみである。6巻はさらに雪の出生の秘密に触れられるなど見所満載。内容が濃い、ガッツリ読ませられました。超熱い!面白い!
<関連>
・「ましろのおと」が期待大な件
・「四月は君の嘘」名作の予感がプンプンするぜ!
・「四月は君の嘘」あの頃の僕らはきっと全力で少年だった
「テイルズ オブ エクシリア2」初回限定盤がアマゾンで予約受付開始。初回特典は「ルドガーのエミル風衣装など3キャラクターのDLコード」「PS3用テイルズ オブ エクシリア2カスタムテーマ」など。11月1日発売予定。
さて…。
・【Amazon】魔法戦記リリカルなのはForce (6) 限定版
・【Amazon】魔法少女リリカルなのはViVid (8) 限定版
「魔法戦記リリカルなのはForce」6巻、「魔法少女リリカルなのはViVid」8巻がマゾンで予約受付開始。2013年2月9日発売予定。
「ましろのおと」6巻が発売されました。
第36回講談社漫画賞受賞ですって。なるほど、納得の選出である。まさに帯にある通り、今こそ読みたい津軽三味線青春グラフィティです。「ましろのおと」は最初、羅川先生の少年漫画が読める程度の認識でした。「しゃむに」みたいな熱いノリを少年漫画でってね。それがなんかとんでもない漫画になってきた。ただ面白いのではありません、とてつもなく面白いのである。
<関連>
・「ましろのおと」が期待大な件
6巻は津軽三味線甲子園「松五郎杯」団体戦がついに決着。
雪のライバル達が圧巻の演奏を繰り広げ、いよいよ雪の梅園学園チームの出番である。僕は三味線の事は全然詳しくないんだけど、「ましろのおと」は音を聞いてる観客の反応や感想で凄い演奏であると読者に分からせてくれる。
で、雪の演奏は普通に上手いとか特別目立ってないという程度の感想を観客から受けていた。梅園学園の演奏は、海人が中心になって演奏し、雪は影になってそれをサポート&引っ張ってるようで。だから普通の人が聞いたら、雪は目立ってないし、特に印象も残らず、聞こえてくる音は海人の音。
でも実は分かる人にだけは雪の凄さが分かるっていう演出がもうね。
上手いとういうか、凄いというか。大阪の梶きゅんは「一人の音が目立ってるけど」「なんや!?この音の柔らかさは?」、福岡の荒川は「イイ三味線やけど…、聴こえとうのは一つだけやない」「少し抑えた別の音が重なって、クッションのなっとる」…と。
で、舞は「あれが気にしでだ澤村?別に…目立たねくて普通だど思う」とチームメイトに言われてお怒りである。
雪の感想を聞いたマイマイ
「澤村雪!!なして影さまわる?」
なんとものっけから凄い。普通の人が梅園学園の演奏を聴くと、海人の音だけが目立って、雪の演奏など誰も気にも止めない。でも、三味線の実力者だけが雪の完璧なサポートの凄さに気付くという。何というにくい演出だ。ライバル達の凄さもサラッと描いてしまった。
「お見事。流石雷先輩、『餅は餅屋』だな」
「海人もキメた、清流のクセのある三味線鳴らした」
「結、ミスが無ぇ。いい子だな、本番強え」
「前田さん、ちゃんと拍子とれでる。最後までけっぱれ」
今までサポート役に徹していた雪はラスト45秒で本気を出す。
「皆、いづも通りに弾いでくれ。これは全員の音があってこその音だ」と、仲間の力を信じたからこその本気を出せたわけで痺れました。これがまた凄かったんだ。
雪の本気
圧巻である。
雪の音を聞いて驚く観客が完全に俺とシンクロする。
音無き漫画なんですけど本当に音が聞こえた気がする。視覚で音を連想させるとか半端じゃない。なんていうのかな、「ましろのおと」の演奏シーンを読んでると、ブワッとくるんですよ。鳥肌立てて驚きゾクッする。圧巻っぷりに呆然とする…そうまさに観客と同じ顔しちゃってるんですよね。
まるで読者が観客となっているこの感覚!
ライブ感っていうの?まじで観客とオレのシンクロ率が400%を超えてます。自分も客席で音を聞いてると錯覚させられます。だから、演奏シーンでは観客と同じように圧巻されっぱなし。マジで凄い、超凄い。
最高の演奏をした梅園学園でしたけど、結果は3位。
もちろん入賞したし、立派な成績だったけど素人軍団が誰一人喜んでいなかったのは印象的でした。
3位入賞したけど
「悔しい」
「知らなかった、あたし…こんなにも負けたくなかったんだ…」
「こんな気持ちになるほど、今日最高の演奏が出来た…」
グッとくるね。
「悔しい」という感情。
特にマイマイには胸の内で激しく渦巻いていた。2位入賞でも当然満足できず、それどころか雪達の学校は審査員特別賞を貰い…。
あだしは…っ、澤村雪に勝ったのが…!?
「もし。自分にない音を鳴らされた刺激を受けるけど同時に嫉妬する」
「あの感覚は苦しくて醜くてとても嫌なものだ」
「澤村雪―あんだは…いづ苦しさを知る!?」
雪はいつ知るんだろうか。
「やりきった…後悔はない。だども、胸が苦しい」と述べてたけど。他人の演奏で自分にない音に影響を受け嫉妬したのか。負けて悔しくて苦しかったのか。
そもそも、雪はあまり勝利とかそういう方面に貪欲ではありませんでした。それは若菜ちゃんも杞憂していた。
勝利には拘ってない
「"弾ぎたい"―が。"優勝したい"じゃねぇのが」
「も少し貪欲になってほしいもんだな」
ただ弾ければいいという男が、団体戦では「このままは(他校に)敵うどごろか並べもしないど思った」と本気を出して弾いたのは胸が熱くなるね。そして悔しさとか苦しさを知った。少年漫画の主人公は"成長する"ものです。「ましろのおと」の雪は最初から三味線技術は凄いので(今後も技術的に成長するだろうけど)、内面の成長を描くのが凄く好きです。
次は個人戦。
めがっさ楽しみである。6巻はさらに雪の出生の秘密に触れられるなど見所満載。内容が濃い、ガッツリ読ませられました。超熱い!面白い!
<関連>
・「ましろのおと」が期待大な件
・「四月は君の嘘」名作の予感がプンプンするぜ!
・「四月は君の嘘」あの頃の僕らはきっと全力で少年だった