「宇宙兄弟」の11巻が発売されました。限定版には無地のホワイトパズル付き。さっそく試しにやってみましたら。余裕で20~30分近くかかってしまいました。僕は宇宙飛行士は無理です

内容は本当にクソ面白いに付きますよ。ビンスとピコの過去話が感動ものでマジで泣きそうになるというもの。本気の失敗には価値があるですよ!またまた名言が飛び出すから「宇宙兄弟」は侮れません。しかしピコの普段のだらしなさと内に秘めた想いは素晴らしいです。まさに能ある鷹は爪を隠すですよ。屁はこくけど

さて、アニメも終わり原作漫画「けいおん!」も4巻が発売され完結しました。「ゆるやか部活ライフ、ゆるゆるっと卒業!」「ずっと一緒だよ」というオビの文が感傷的というもの。

けいおん! (4) (まんがタイムKRコミックス)
かきふらい
芳文社 (2010-09-27)

1巻の表紙が唯で、2巻は澪、3巻は律、4巻は紬です。1巻ずつ軽音部のメンバーを表紙…あれ、あずにゃんは?

しかし、毎週楽しみにしていたアニメが終わり原作も完結というのは淋しいものですね。フラン☆Skinさんのフランさんも「アニメの面白さが先行してしまいがちですが、原作も本当に面白いんですよね。」とコメントしているように、アニメも最高でしたが原作だって面白かったですよ。

全ての始まりは廃部する寸前だった軽音部を律が澪を誘い、合唱部に入部しに来た紬を漫才でかっさらい、後はギターを待つだけと、再び軽音部を立ち上げようとするのでした。素人の唯は軽音部の律、澪、紬の演奏を聞いて入部を決意するのです。


3人の演奏を聞いて

3人の演奏を聞いてウットリ顔をして唯は感想を「すごく言葉にしにくいんだけど…」と述べていました。分かります。分かりますよ。音楽の感想を語源化させる事は本当に難しいですよね。私も、学生時代にバイトの先輩にバンドマンがおり、初めて彼のライブに行った時の感想はバーっとなってドーって感じでした。とても言葉では言い表せませんよ。結局キーボードの「U」から「Q」までを左側に読んだ結論になるのです。

それでも、言葉にしにくい感想を述べる唯はひょっとして賢い娘なのかもしれません。「…あんまり、うまくないですね!!」って、言葉にしにくいって下手くそってことかよ!さすが天然すぎて妹がほっておけない症候群にかかっているだけあります。ナチュラルにバッサリですよ。それでも、と。


下手だけど

でも、なんだか楽しそうな雰囲気が伝わってきました

そう、「けいおん!」はなんだか楽しそうな雰囲気に尽きるんですよ。こうして入部した唯はギター担当となり、日々お茶会に励むのでした。

しかし、今1巻を読み返すと紬の眉毛の薄さにはビックリですよ。実はたくあんで美味しい紬の太眉も、初期はこんなに薄かったのか!



唯のギターを買いに行く時なんて線だったのに、紬の眉毛も美味しそうに成長したものです。なんだか、今日はたくあんが食べたくなってくるというものです。

1年時は4人で活動していた軽音部。特に最初の学園祭で初ライブは忘れられません。夏休みにバンドの強化合宿で水着を堪能し学園祭ですよ。唯が頑張って練習しすぎて喉を枯らして、降ってわいた澪ボーカル化計画。恥ずかしがり屋で幼女時代の姿まで拝んで一気に澪の株が上がったと思ったら、上がりすぎてストップ高ですよ!


ストップ高

転んだ拍子にパンモロですよ。これこそ、アニメになくて原作にあった澪のパンツです。1巻のカバーをめくれば、またまた澪は寝ながら器用にパンチラです。その後もさわちゃんにひんむかれるは…。澪=パンツという完璧な方程式が完成し、澪の時代がはじまったのです。これは澪の千年帝国が完成かと思ったら、翌年にネコミミの最終兵器(リーサルウェポン)が軽音部に入部してくるとは誰が予想したか!


ネコミミの最終兵器

これがロックですね!
今なら、あずにゃんペロペロ(^ω^)と体が勝手に反応してしまいますが、初めてあずにゃんが登場した時はなんだかガッカリしてしまいました。はいはい、またツンデレ乙と心の中でファイティングポーズを取りながら斜めに構えてしまっていたのです。

当時はツンデレにハマって、ツンデレなしでは生きていけないツンデレシンドロームを患らい、ようやく回復してもうツンデレはいいよという時期だったのです。本当は、根は優しい性格なんだけど、ボッコボコの血まみれにして撲殺するような娘に疲れて敬遠していたんです。でも、あずにゃんはそういうツンデレ娘とは違って安心してペロペロ(^ω^)できました!

軽音部があまりにダメ人間な雰囲気に怒って機嫌を悪くするも、直ぐに機嫌が直るなど唯とのデジャブ感が凄い。


デジャブ感

唯と同じように機嫌が悪くなっても過ぐにおさまったり、お菓子に吊られたりとダメ人間になる素質は十分でした。そして段々と軽音部のダメ人間に染まっていくあずにゃん。

最初は、軽音部の空気に「馴れたくない…」とか「こんなんじゃダメですーっ!!」とか「音楽室を私物化するのもいけないと思います
!」とか「ティーセットは全部撤去すべきです!」と真面目一辺倒だったのに、すんなりコスプレしたり、どんどん人として退化していくのがマーベラスというもの!もう、最後に憂と純を確保で、律と同じ言動ですよ!


確保ーっ!!

律と同じ言動をするあずにゃんを見て胸が熱くなるというものですよ。あずにゃんダメ人間計画補完完了ですよ!しかし、ラストのあずにゃんには目頭が熱くなるというものですよ。4巻のあずにゃん無双っぷりときたら、もう叫ぶしかない!あずにゃんが可愛くて生きるのが辛くなった事もありましたが、私は元気です。


けいおいん!

唯君がこのチームに癒しと緩さを加えてくれた。紬君がティーセットとお茶くみを。あずにゃん君はかつて(真面目という名の)混乱を…ほっほっ、のちにダメ人間に染まりととっておきの萌えキャラに。
さわちゃんは、澪を脱がし、妄想への意志を。律君と澪君がずっと支えてきた土台の上に、これだけのものが加わった。それが「けいおん!」だ。

それと、唯は良い黒スパ娘(←結論)