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「たいようのいえ」真魚の可愛さが大気圏突破した件
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2012年02月24日
一度でいいから見てみたい、ひさわゆみ先生の長期もの(字余り)
「先生、おしえて。」が発売されました。個人的にはティーンズラブ(女性が読むエロ本)時代、コミティアに参加していた時から好きだった作家さんですので、こうして一般誌のコミックが出るのは嬉しい限り。
何が凄いといえば話作り。
TL漫画描いていた時もそうですが、少女漫画に無理やりエロをブチ込むわけでなく、出会って恋してHする…という事を20数ページでやってのけるところ。「先生、おしえて。」も、それをやってのけています。両極端な重い話と底抜けに明るい話が上手いのが特徴的。今後長期連載とか読んでみたいものです。
さて、「たいようのいえ」5巻が発売されました。
あー、もうこれめちゃんこニヤニヤするわ!
あくまで個人的な意見ですけど、男が読んでも楽しめる少女漫画は数多くありますけど、オタクが読んでも萌えられる少女漫画を描くのがタアモ先生なのです。なぜかって、タアモ先生が描く女の子はめちゃんこ可愛い、萌える、ブヒブヒするのです。
「たいようのいえ」のヒロイン真魚もめがっさブヒるというもの。
真魚
なんだこの可愛い娘は!
とにかくタアモ先生の描く女の子は可愛い。僕はタアモ先生の描く女の子が目の前にいたら誘拐しない自信がありません。あぶなく犯罪に走るほど可愛らしい女の子を描いているのです。
4巻ラストでは、「基、もしかして、私のこと好き?」というところで終わりその続きからなので、いきなりクライマックスと言うに相応しい程の身悶えする展開から始まり俺のテンションもMAXというもの。5巻はラブがコメりまくりまさにご褒美というに相応しい!
もはや真魚の一挙一動がクソ可愛いに尽きるのです。
ひざ枕してお礼を述べる真魚が可愛い、新婚さんと茶化され赤面する真魚が可愛い、基が本当に寝てるかだんだんして確かめる真魚が可愛い。
真魚&基
一体なんなんだこの可愛い生物は!
テンパる真魚の髪の毛がボタンに引っ掛かって押し倒す格好になってしまったの図。こんなシチュ見せられれば、ニヤリング&ローリングで身悶え3回転半を記録するってものですよ!しかし、同情とかかわいそうな子って思われたくない迷惑かけたくない、そういうの抜きに見てほしいという真魚と、そんな真魚を守りたいという基のままならさよ。
別に真魚だけでなく、サブヒロンもみんな可愛いというのだからたまりません。杉本さん(ラジカルさん)も可愛い、ちーちゃん(千尋)も可愛いという。そんな彼女たちが5巻では恋に恋して赤面しまくるというのだからこれはご褒美ですよ。無意識に頬がニヤニヤして緩むというもの。
特にラジカルさんの乙女っぷりは並じゃありません。特盛です!
ラジカル
このラジカルさんがいれば、わが軍はあと10年は戦える!
今までは特に動かず眠れる獅子だった、いや妄想する獅子だったラジカルさんがついに動き出した。刮目すべきは、飲み会の後に今までずーっと同じだった髪型を少し変化させオシャレしてるところでしょうか。微妙な乙女心に胸きゅんですよ。
さらに大樹までどう見ても真魚に惚れているという状態になってしまいました。そういえば花火大会で陽菜と遭遇した時に「大ちゃん…デート?」「…誰が?真魚だよ」「真魚ちゃんだから」というやり取りがあったけど、大樹は子供の頃から真魚に惚れてたのだろうか。
しかし、新たな三角関係が作られたのは「たいようのいえ」も脇役の恋愛模様が面白くなってきましたね。「千尋―真魚―織田」「杉本―真魚―基」「大樹―真魚―基」と、3つの小さいコミュがそれぞれ出来ているのです。学校、携帯小説、家…真魚の生活圏内ではどこもかしこも三角関係が作られ、この3つの三角関係はそれぞれ独立した一単位であり交わるわけでもないのが特徴的(たまにちょろっと絡むが)。全て真魚を中心とした三角関係なのが凄い。
とはいえ、5巻では学校での三角関係も終了。
織田くんが成仏したわけですけど。
織田成仏
「織田くんがいたから、真っ直ぐだったから、頑張れてる」
キッパリと振られた織田くん。
しかし、織田はそこらのカマセ犬的な当て馬とは一味違いました。「織田くんがいたから、真っ直ぐだったから、頑張れてる」という真魚の台詞の通り、ただ振られるだけの当て馬ではなく、真魚に多大な影響を与えていました。
はじめて織田が「好きだ」と単刀直入に真魚に告白した時、「どうして、こんな、まっすぐにどうして」と衝撃を受け、自分も真っ直ぐ変わりたいよと思うようになり、父親と会って話そうと思ったし、ちーちゃんと向き合うようになったし、理想の状態は何かと考え独立志向が芽生えたし…。織田くんの告白は真魚の生き方に大きな影響を与え、ただでは死ななかったわけです。
いや織田にとってはただの無駄死にでしょうけど、真魚にとっては織田の生き様は影響を与え成長させたわけで。個人的に真魚の心境の変化には織田の存在は外せないかな、って。初期は「本当の気持ちを殺すことなんて子供の頃からずっとやってきた」「慣れてる」と、本当の感情を押し殺してた真魚が、回りに遠慮しまくってた真魚が、織田に告られてなんて言えばいいか分からなかった真魚が…。
今まで本当の感情を出す事を押し殺して、まわりに気を使い、誰よりも傷つく気持ちを知ってたいた真魚が織田をきっちり傷つけて振ったのは感傷深いものがありました。ありがとう、と。ごめんなさい、と。胸が熱くなるな。
<関連>
・「たいようのいえ」ラブコメ的にはじまったな
・タアモ先生初長期連載「たいようのいえ」が素晴らしい件
・タアモ先生の新連載「たいようのいえ」がニヤける
・タアモ先生の描く女の子を見ると胸が熱くなるな
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タアモ
講談社 (2012-02-13)
講談社 (2012-02-13)