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「女王の花」アテ馬に幸あれ
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2011年07月30日
ライアー×ライアー(2) (デザートコミックス)
posted with amazlet at 11.07.30
金田一 蓮十郎
講談社 (2011-07-25)
講談社 (2011-07-25)
「ああ…わたしはアホな上に最悪な女だわ…」
高槻湊20歳、自己嫌悪真っ最中。自分を「最悪」とか「最低」とか「悪女」と卑下してしまいます。それが、まったくその通りだから笑えません。友人の高校時代の制服を着て出歩けば、義理の弟に惚れられて付き合う事になり、小学生時代に憧れてた烏丸くんともいい感じで、「弟×私×彼氏」の謎の三角関係。
湊の男を弄ぶっぷりが半端じゃありません。義理の弟を手玉に取り、めがっさいい人の烏丸(どう見てもアテ馬)を翻弄して、恐ろしい程の小悪魔っぷりを発揮。何が凄いって、ビッチでもなければ悪女でなく湊は処女で誠実なのに、結果として男を弄びまくりな点。なんだこのギャップ。清純派のAV女優みたいなものです。もはや天性の小悪魔。
というか烏丸くん、付き合おうと言われて僅か48ページ後に捨てられるとかひでぇな、おい。もう僕は烏丸くんの幸せをただ願うだけです。
烏丸くん
全編通して烏丸くんが本当にいい人すぎる。
以前にも説明しましたがアテ馬には3種類いて烏丸くんは確実に「ただのいい人で終わるタイプ」です。烏丸くんは、俺内部のどうか最後に幸せな結末をランキングで堂々の1位に踊り出ました。
ちなみに、現在の暫定俺的「最後にどうか幸せな結末を」ランキングは以下のようなもの…。
1位、烏丸くん(ライアー×ライアー)
2位、三宅くん(隣のあたし)
3位、太一(ちはやふる)
4位、ヤマケン(隣の怪物くん)
5位、海(好きっていいなよ。)
アテ馬に幸あれ!
そこいくと、「女王の花」の亜姫と薄星のカップリングは鉄板ですよね。古代中国をモチーフとしている歴史的な大河ドラマ。ストーリーが圧倒的に面白く「ブレイク必至」と3巻の帯にも書かれており、今最も注目すべき少女漫画と個人的に思っているわけですけど、メインの2人の間はカップリング的に鉄板すぎます。
亜姫&薄星
幼少時代に「おれは一生あんたのもんだ」とか言い放って、ずーっと一緒に育ったきた2人。どう考えてもお互いが大事でカップリング的にも鉄板だと思うじゃないですか。この2人は絶対に両想いでラブロマンスを期待しちゃうというもの。
ちょっと3巻では押し倒しちゃったりしてオイタをしてしまいましたけど、それすら亜姫が薄星を異性として意識するイベントであると思ったものです。そんなわけでレイプマン扱い状態の薄星の挽回やラブロマンスに期待する4巻。
大河ドラマのような盛り上がりでドキドキワクワクが止まりません。黄、曾、亜、土の4国間のいざこざなど目の離せない展開の連続で頭がフットーしそうな面白さ。そして、超注目すべきはラブロマンス。亜姫が押し倒されて、薄星を意識しちゃんじゃないかとラブコメ成分を期待したら…。
「私はずっと、きっとあなたが」
亜姫が大野さん症候群(おっさん趣味)に侵されていただと…。
てっきり薄星と心の底では両想いなのかと思っていたら、とんでもない勘違い。母親の3つ下で母親とラブロマンスしそうになってた青徹に惚れていたんだってばよ。
「青徹のこと、ずっと大人だと思ってた。でも違ったの。あの人が泣くのを初めて見たわ。いつまでも子供みたいに死んだ人を諦められないでいるの、私で我慢しなさいと言いそうになった」
しかも青徹は亜姫の中に黄妃を見出したり「かわいいと思った」とか。これでは、薄星が完全にアテ馬のポジションじゃないですか。てっきり両想いかと思いきやレイプマン扱いからアテ馬ポジションになってしまった薄星。もちろん、ポジション的にヒーローになるはずですので、今後のラブロマンスにも期待大。
しかし、亜姫もまた男を天然に翻弄しますね。
曾も手玉に取って見せるし。まあ、それも納得してしまいますよ。
亜姫
こんな上目使いされたら男なんてイチコロですよ。
ストーリーはますます目が離せない展開に突入しており、今後も非常に楽しみです。お勧めです。