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「女子かう生」可愛くて、おもしろい。そして、グッとくる。
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2014年04月18日
可愛い、楽しい、ちょっとグッとくる…そんな漫画。
「女子かう生」1巻が発売されました。
まあ、ただの女子高生の日常が淡々と描かれる作品ではある。
だが、なぜこれほど俺の心の琴線を鷲掴みにしてしまうのだろうか。それは簡単だ。可愛いからだ!
なんてことないけど、なんだか楽しい。
女子高生の日常を切り取るサイレントスクールライフコメディ!
女子高生の日常を切り取るサイレントスクールライフコメディ!
1巻コミック裏表紙より。
まあ、これがクソ可愛いとしか言いようのない女子高生の日常なのであります。論より証拠でしょう。今なら(多分ずっと?)1話と最新話がWEBで無料で読めますので、まずはそちらをご覧ください。ついでに最新話付近も読めます。
<まずは1話を読んでみるべし>
・「女子かう生」公式サイト
はい、読めば分かりますね。
この漫画は天然系の女子高生・もも子の日常を描いたショート作品である。もも子の天然&破天荒&可愛いっぷりの言動をニヨニヨしながら読むのである。なんてこと無い日常を楽しむ系です。
もも子
もも子の天然っぷりが可愛いですね。
天然でちょっと奇想天外でアホな事をする可愛い女の子を見て楽しむ観察系漫画であります。えっと、デジャブ?まあ読めば分かると思うんですけど…。この「女子かう生」は、ぶっちゃければ「今日のあすかショー」の二番煎じなのである。
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Kindle版1巻:今日のあすかショー(1) Kindle版2巻:今日のあすかショー(2) Kindle版3巻:今日のあすかショー(3) Kindle版4巻:今日のあすかショー(4) 著者:モリタイシ “キュン"の嵐を巻き起こす ―フシギ美少女観察記。 京野あすか・中学3年生。 |
「今日のあすかショー」好きなら間違いなくツボでしょう。
初期はまじでやってる事はほとんど同じである。芸風もほぼ同じ感じだったので。私も最初に読んだ時は「今日のあすかショー」のオマージュなのかと思ったものです。
だがしかーし!
この「女子かう生」をただの「今日のあすかショー」の焼き直し漫画というのはちょっと違う。初期こそコレ完全に二番煎じやんと思ったものですが、独自の方向を突き進み出すのである。それが5~6話辺りから描かれる学校の日常、友達との日常である。
友達との日常
途中からクラスメイトの仲良し3人組で話を転がし出すんですけど、そこから一気に加速度的に面白くなってくるのである。主人公のもも子と眉毛のまゆみとメガネっ娘のしぶ美。この仲良し3人組の日常がね、いいんだ。
キャキャウフフというか本当に楽しそうな感じが実に良いよね。「女子かう生」はもも子たち3人の女子高生の日常を観察する漫画なのですが、特に事件もなく平坦な日常なのに最高に楽しそうに過ごすのである。なんつーのかな、楽しそうな3人をいつまでも見ていたいと思わせてくれるのである。3人でバカやってる姿が私の心の琴線を鷲掴みにするのです。
輝いてるのだ
なんつーのかな「青春」してるのだ。
全力で部活をするのも青春だろう。全力で恋するのも青春だろう。だがなぁ、特別何かをしなくてもそれはそれで青春なのである。友達と買い食いしてバカやったり、教室でふざけあったり、ファミレスでだべったり…そんなどこにでもある何気ない日常…こいつも青春なのだ。
おっさんには眩しいのだ。
忘れていた大切な事をなにかを思い出すのである。10年、20年して振り返れば、全力で部活や恋をした者にも勝るとも劣らない思い出となる事であろう。何気ない日常も立派な「青春」なのである。
そして、この漫画の特筆すべき事は台詞がほとんど無い事である。つまりサイレント漫画なのだ。キャラは何も喋らないのである。心の声も無いのだ。有るのは仕草や表情だけ。それで話を転がすのです。それが素晴らしい。3人とも喋らないのにキャラが立ちまくっている。
台詞が無いのでキャラが動く動く。
そりゃ喋らないんだから絵で何をしてるか魅せるしかないんですが、それが面白いのである。何をやってるか一目瞭然なので、むしろこの時の台詞は「◯◯」とか想像する楽しみすらある。
で、1巻でベストのエピソードは間違いなく9話「女子かう生と影絵」である。まゆみが転校してきて友達出来なくて孤立している中で、怖がってたもも子と友達になり仲良し3人組が完成するエピソード。この一連の流れを台詞一切無しで動作だけでやってのけるのは芸術的といえるぐらい見事でした。
何も喋らないけど…2人は友達になる
素晴らしい。グッとくるね。
たまにグッとくる話やるからこの漫画はあなどれません。台詞無しで「転校→孤立→もも子怖い→もも子と友達に」をやったのは唸るぐらいの美味さ。むしろ何も喋らないからこその味わい深さすらあるね。
最初こそ「今日のあすかショー」の二番煎じと思いきや、仲良し3人組で話を転げはじめ確かな「青春」を魅せてくれる。何気ない日常が輝いているのだ。少しグッとくる話から、バカだなーという話まで。可愛い女子高生の日常が素晴らしい。面白かったです。
つまり総括するとパンツはいいねってことです。
パンツはいいねぇ、リリンが生み出した文化の極みだよ
たまに炸裂するパンチラもまた素晴らしいのである。
このパンチラはあざとい感じでなく、日常で強風が吹いてパンツ見えたラッキー程度のパンチラである(分かりにくい)。まあ、日常でありそうなリアルなパンチラって事である。それもまたいい感じなんだ。可愛い、楽しい、グッとくる、パンツもあるよって感じである。まる。お勧めです。
女子かう生(1) (アクションコミックス)
著者:若井ケン 喋らなくてもカワイイ! サイレント女子高生漫画! ! 残念美人のももこを中心に、クール系メガネのしぶみ&癒し系ちびっ子まゆみの3人で過ごす楽しい高校生活を、セリフ無しの「絵」と「擬音」だけで描いちゃいました。 |