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    「宇宙兄弟」夢は終わらない

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    将来の夢はなんですか?
    宇宙飛行士、野球選手、サッカー選手…子供の頃には夢いっぱいの将来像を思い描くものですよね。今の高校生達の将来の夢というと…。

    1位、公務員
    2位、大企業の正社員
    3位、介護士・保育士・看護師


    夢も希望もねーな。いや立派な将来設計ですけど。
    現実的すぎて泣きそうになりますね。もっとでっかく夢を持とうぜ!だからこそ「宇宙兄弟」を読むべきで、日朝に「宇宙兄弟」のアニメが放送されて子供が見る事は素晴らしい事だと思うんですよ。

    宇宙兄弟 17 限定版 (モーニングKC) 宇宙兄弟(17) (モーニング KC)

    「宇宙兄弟」17巻が発売されました。
    個人的に「宇宙兄弟」の魅力っていうと、感動するとか浪漫があるとか心に響くとかそういう胸が熱くなってしまうシーンが思い浮かびますよね。まったくその通りだし、大人になるにつれて失った少年時代の夢が詰まっていると思うんですよ。諦めないで夢を追い続ければ叶うっていうのを清々しいぐらいに歩んでいくのがムッタ。

    では夢破れた者はどうするのかっていう。
    今まで「宇宙兄弟」は夢破れし者を何人も描いてきました。個人的に最も印象に残っている者といえば、古谷やすし福田直人の2人でしょうか。

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    福田さんとやすし

    福田さんは年齢という壁、やすしには身長という壁があった。
    それでも夢を諦めずに勇往邁進する2人に胸が熱くなったものです。結局2人とも夢半ばで脱落してしまいました。「宇宙兄弟」の凄いところは、いわゆる競争に負けた者にもスポットを当てた事だと思うんですよね。JAXAの宇宙飛行士選抜3次試験で夢破れた2人。

    福田さんは民間の宇宙のロボット開発に就職、やすしもここで落ちてもまた宇宙飛行士を目指す事を誓うんですよね。挫折してももう一度立ち上がり夢を追うのには胸が熱くなりまくるというもの。

    で、17巻ではNEEMO訓練が終了。
    月を目指せる者が正式に決定です。初期から登場し、宇宙へ行きたい理由を掘り下げられたケンジと新田の夢がここで潰えてしまいました。さすがに初期から登場してるキャラだから共に宇宙に行けると思ってたけど、甘くなかった。バッサリと切られた。ムッタと比べれば、どう見ても優秀だったけど夢破れた

    夢破れしケンジが胸熱すぎる…。

    「僕はなんとなく悟ってしまった」
    「ああ…そうか」
    「僕は、月へ行けないんだな…」
    「正直なところ、じゃあここまでずっとやってきた月の訓練は何だったんだ
    「―という気持ちもある」
    「分かっている、当たり前といえば当たり前」
    いつだって積み上げていく過程は途方もなく、崩れ去るのは一瞬だ

    今まで努力を重ねて積み上げてきたケンジ。ここで無情にも月へは行けないと宣告され、じゃあここまでやってきた訓練や過程は何だったんだと思う。当然である。努力した者が誰もが報われるわけはない。しかもケンジはどう見ても優秀だった。それでもここで脱落である。重要なのは「その後、どうするか…」ということ。

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    ケンジ

    宇宙飛行士をやめない限り、"宇宙"へはきっと行ける

    凄くグッとくる。
    特にその後の娘とのやり取りは心に響きまくる。
    娘が積み木を積み重ねたものの、途中で崩してしまう。「もう~せっかくここまでつんだのに~」とジタバタうる娘に言い放った台詞が名言すぎるってもの。

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    名言すぎる

    また積めばいいよ
    次はもっと上手く積めるようになってるよ

    なんだこの心が震える名言は。
    夢破れても、諦めない!もう一度頑張るですよ。もはやおっさんになってしまった僕の心の琴線に触れまくるケンジの台詞。月へ行くメンバーには選ばれなかったけど、また積み直せばいい、今度はもっと上手に出来るはずかだから、もう一度積み直せばいい。

    「宇宙兄弟」は震える名言が多いんですけど、今回のケンジの台詞はとびきりですね。日常生活に置いてもそうなんですよね。今まで頑張って失敗しても、また一から頑張ればいいんですよ。「宇宙兄弟」はもはや人生の教科書レベルで大事な事を教えてくれます。

    個人的に17巻のキモは南波兄弟のやり取り。
    今まで「兄とは常に弟の先をいってなければならない」と子供の頃から思ってたムッタ。でも現実は、常に先を行くのは弟ヒビト。

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    「俺は…そんな兄貴に…!」

    13話ではヒビトに「宇宙行くの夢なんだろ。諦めんなよ」と励まされました。子供の頃からの夢だから諦めるな、と。本当は自分が言うはずだった台詞。兄として弟より先に進み、ヒビトに言いたかった台詞。そんな兄貴になりたかった。でも現実は逆に弟に励まされるという。

    そんな兄弟が17巻では初のお兄ちゃんらしさを発揮
    PD(パニックデイスオーダー)に悩むヒビトに対して「PD(プリティドッグ)な」とか「この先俺は…俺のことが心配だ…」とか奢るって言ったのに金借りたりと、とてもかっこいいお兄ちゃんではなかったけど、ムッタを勇気付け励ましたのである。

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    ヒビトに諦めんなと励ますような

    子どもん頃からの"憧れ"だったじゃねーか
    宇宙服は俺らの味方だ

    別にヒビトよりも先に行ってないけど、きちんと励まし勇気付けた。そんな兄貴になれたじゃん!全然かっこいいものじゃないけど、これがムッタや!猛烈に感動した!

    宇宙兄弟 17 限定版 (モーニングKC)
    小山 宙哉
    講談社 (2012-03-23)

    宇宙兄弟(17) (モーニング KC)
    小山 宙哉
    講談社 (2012-03-23)
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  • 「宇宙兄弟」胸が熱くなりすぎる!

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    宇宙兄弟(14) (モーニングKC)
    小山 宙哉
    講談社 (2011-06-23)

    最高だぜー!
    「宇宙兄弟」は今までなんの賞も取れなかったけど、ようやく講談社漫画賞を獲得。まさに納得の獲得ですよ!

    「宇宙兄弟」を読むと子供の頃にあった"何か"が込み上げてくるってもの。それは夢か浪漫か挑戦か。六太と日々人の兄弟に次から次へと訪れる試練、それに立ち向かう2人に胸が熱くなるしかない。キャラを掘り下げて人間ドラマを描くのが「宇宙兄弟」。14巻ではNASAの宇宙飛行士室長の人間ドラマが実に素晴らしすぎる!

    六太に突然訪れたラッキーな配置展開。
    ISSでのバックアップクルー。NASAで宇宙飛行士になっても宇宙へ行ける人員は限られており、3年で行ける者もいれば10年以上かかる者もいる。しかもNASAで訓練を続けても宇宙へ行ける保証なんてありません。新人の六太がテンポよくバックアップクルーになれるのはかならラッキーな事のようです。

    それでも六太は悩むのです。もし"ISS"の方向へ進んだら最短で3~4年後には宇宙へ行けるかもしれない。でも、"ISS"の方向へ進むのは宇宙へは近道だけど、月へは遠回りになる。六太は本当は悩んでもいませんでした。

    6
    六太にとっての金ピカ

    やっぱり俺は月に行きたいんだ
    私の一番の金ピカはもう何年も…ずっと…こっちを見ている

    かつては楽器全てを試してから一番音が出にくいトランペットを選んだ六太。あえて困難な道を歩むのが六太なのです。六太にとっての一番の金ピカは何かと言えば…。

    7
    金ピカ=月

    「おばちゃん俺さあ、日々人には火星に行くとか言っちゃったけど…やっぱりまずは月に行きたいんだよね。だって月に望遠鏡建てたら地球より遥かに壮大な宇宙が見えるって前におばちゃん言ってたよね。」
    月行くために宇宙飛行士になるよ

    月に行くために志した宇宙飛行士。
    室長から言われた超ラッキーの誘いも断ってしまいました。月に行くためには遠回りで何年間も待たされる配置になってしまいました。でもIt's a piece of cake(楽勝だぜ)!道なき道を以降。そこに俺にとって一番の金ピカがあるのだ!

    また、「宇宙兄弟」の良さってさり気ない伏線回収にあります。例えば、ピコが帰還した日々人ら飛行士3人と一緒に酒を飲んでるシーンがあったりと、見つけると「おっ!」と思い込み上げてくるってものです。個人的に熱かったのは、ヤンじいが六太をやたらとアレクサンダーと呼んでいた事。

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    ヤンじい

    なんで六太をアレクサンダーと呼ぶのか。
    日本人の六太にアレクサンダーと呼ぶのはかなりの違和感がありました。でも、ヤンじいが六太をアレクサンダーと呼ぶには理由がありました。それは同じモジャモジャ頭で雰囲気が似ているアレキサンダーというパイロットがいるからでした。

    9
    アレクサンダー

    サラッと伏線を巻いて回収するのが「宇宙兄弟」の素晴らしいとこ。何度も何度も読み返す度に、新たな発見がありマーベラス極まりってものですよ!

    シャロンの話は何度読み返しても泣けるし。そして13巻のキモといえばバトラー室長でしょう。元空軍パイロットのバトラー室長には30年前のインタビュー記事で、自分が一人前のパイロットと感じたのはいつかという質問に以下のように答えていました。

    バーティカルクライムロールを教官の前で披露した時だ。回転(ロール)しながら急上昇していくド迫力の技だ。見る者にはロケット打ち上げのようにも感じられるだろう。空軍時代から私には宇宙への憧れはあってね。"バーディカラム"はその意志の現れでもあった。あのときは、『このまま行けるなら宇宙まで昇ってみたい』―って気分だったよ」

    バーディカルクラム。
    宇宙飛行士にはまったく必要のない技術。アレクサンダーに無謀と言われようとも、あえて困難な道を突き進む六太らしい"意志の現れ"です。そして魔法の裏ワザでもあります。

    己の出世欲、宇宙の憧れ、向上心。それをストレートに伝える力が"バーディカラム"には秘められているのだとか。それを見事にやってのける六太に胸が熱くならざるを得ない。

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    バーディカルクラム

    ハートマークを描いたのを見られて誤解されるが実に六太らしいですが、六太の月へ行きたいという意志を確かに受け取ったバトラー室長。半端なく熱いな!

    またバトラー室長の過去編でロナルドと交わした台詞が熱すぎるってものですよ。かの伝説の名言「出来るか出来ないかではない、やるかやらないかだ」によろしく。「はじめの一歩」の鴨川会長が世界戦に臨む鷹村にかけた言葉「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし、成功した者は皆すべからく努力しておる!」によろしく。

    11
    若き日のバトラー

    バトラー「(宇宙へ)3年で行ける者もいりゃ10年以上かかる者もいる。そんなもん世の常だろ。どこの世界でも同じだろう。」
    ロナルド「NASAにいて訓練を続けていれば宇宙へ行けるなんて―そんな保証はないじゃないですか」
    バトラー「ああ、ないな。だが宇宙へ行った人間ってのは皆―そんなこと承知で続けた者たちだ

    努力しても報われるとは限らないけど、宇宙へ行けた奴はみんなそんな事を承知で努力した者たちだ。素晴らしい名言です。心が震えるってものですよ。

    宇宙兄弟(14) (モーニングKC)
    小山 宙哉
    講談社 (2011-06-23)

    宇宙兄弟(13) (モーニングKC)
    小山 宙哉
    講談社 (2011-03-23)

    宇宙兄弟(12) (モーニングKC)
    小山 宙哉
    講談社 (2010-12-22)

    宇宙兄弟(1) (モーニングKC)
    小山 宙哉
    講談社