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「スケットダンス」言葉より速く伝わるものがある、言葉より正しく伝わるものもある、世界はどんな短い時間でも意味を持つ意義を持つ
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2013年02月06日
アタシじゃないか
逝ったか…サーヤ
気づけば、あの告白から2年の歳月が経過していた。
作戦「ガンガンいこうぜ」を結構し、何の進展もないまま勝手に諦めてしまった。前回の海回で水着姿を披露し、小野寺さんに揺れ動いていた僕の心に「ジャンプにサーヤ有り!」という存在感を見せつけてくれた。
サーヤ有り
やっぱりサーヤは可愛いな!
夏だ!海だ!水着だ!とヒロイン達が惜しげも無く水着姿を披露する中でも、サーヤの水着姿は一際輝いていました。
思えば、サーヤは僕らに「希望」というものを見せてくれたのです。
今なら心から言えます。サーヤに「ありがとう」を。
時は2010年である。
「あねどきっ」連載終了後に、僕らの中にあった「大切なもの」が消えたのだ。いやだってね、「あねどきっ」が打ち切られた時のショックったらね。「ドラクエ」風に言えば「それを打ち切るなんてとんでもない!」ですよ。つまり何が言いたいのかというと、ジャンプからラブコメが消えたのだ。そして「鏡の国の針栖川」連載開始まで、長い冬の時代を過ごすのです。
僕はこの期間を「ジャンプの氷河期」と呼んでいるんですけど、サーヤはその氷河期に一服の清涼剤となったのである。登場するなり、ボッスンに惚れ、寒い冬に温かい希望を与えてくれたのである。
そも「スケットダンス」自体、隠れたラブコメ力は相当なものであった。ジャンプ氷河期、サーヤの登場で乾いたスポンジが水を吸収するが如く、誰もがサーヤに(^ω^)ペロペロしたものです。
ラブコメ無き時代。
片思いの報われない娘として恋し続ける。その可愛さ、そしてサーヤのおっぱいに、読者の誰もが惹きつけられる。それでも変わらぬ中途半端なラブコメ展開。いつの間にか、ジャンプはラブコメ戦国時代に…、ブヒブヒする時代。時代の流れは早い。
しかし、サーヤは…。
変わらぬチョイ役を続ける。
ちょい役のサーヤ
全然、変わらないですよサーヤは。
風に吹かれて時代が変わろうと、サーヤは中途半端なラブコメをする。でもね、変わらないって事が一番難しい。時代は変わる、されど変わらぬサーヤ。その存在感はダイアモンドのように輝く。だから今でも凄く可愛いんじゃねいですかね。
別に、「鏡の国の針栖川」だろうが、「ニセコイ」だろうが「パジャマな彼女」だろうが「恋染紅葉」だろうが、何が始まっても変わらぬサーヤの中途半端なラブコメ力。それが可愛い。「スケットダンス」の場合、その中途半端なラブコメ力がいいのである。
そしてサーヤは夫婦のような阿吽の呼吸をするボッスンとヒメコの仲を見せつけ諦めの境地にたどり着く。思えば長い旅であった。サーヤの泣き崩れるシーンはキラキラと光り輝いていた。
さよならサーヤ
ただただ、サーヤの流す涙に(^ω^)ペロペロするのみである。
ラブコメ無きジャンプの氷河期を1人で牽引し続けたサーヤであるが、その恋はトドメを刺されてしまった。
でもサーヤの可愛さが個人的に最高潮になった。
そうか、僕は報われない片思いの娘が好きだったんだ。思えば、ジャンプラブコメにおける報われない片思いの可哀想な娘に僕たちはグッとされ続けたものである。歴代の報われない娘を紐解けば、最期の涙は我々読者のハートを鷲掴みにしたものです。
ハートを鷲掴みにされたものである
ある者は3年間も両想いと思ってたら「Like」の好きとか抜かされ、ある者は運命のいちごパンツだったのにライバルに電光石火の朝チュンを決められ…最期にトドメを刺され涙をながす。その涙に僕らは目を奪われる。
報われない、片思いの女の子の涙は最高なのだ。
「ワンピース"ひとつぶの涙"」は実在する!
ワンピースはここにあった
さよならサーヤ、そしてありがとう。
君の事は忘れない。
「サーヤがやられたようだな…」
「クス…、彼女は報われない片思いキャラでも恵まれた扱い!」
「私たちなんて…出番すらありませんから!」