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    『彼女の囀る声』の感想す

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    彼女の囀る声 黒咲練導作品集2 (書籍扱い楽園コミックス)

    『彼女の囀る声』を読了。
    オール読み切りと銘打たれた楽園で気付けば連載ものばっかじゃんって中でオール読み切りを続けるのが黒咲練導先生なり。楽園のシリーズもの「それゆけ楽園ちゃん(仮)」7本をはじめ、「彼女の囀る声」「彼女実験」「lapis lazuli」「mine」「彼女の囀る声(描き下ろし)」が収録。どのエピソードも色々と刺激されます

    大人気の「楽園ちゃん(仮)」シリーズ7本はじめ 「彼女実験」「lapis lazuli」「mine」「トレーニング ジャム」など「楽園」本誌で人気を博した読み切り作品を完全収録した著者久々の読み切り作品集。描きおろし多数!

    <レッツ試し読み>
    『彼女の囀る声』(白泉社公式)


    移転してたりします!

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  • 「楽園 Le Paradis」星が瞬くこんな夜に

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    楽園 Le Paradis 第11号

    「楽園 Le Paradis」11号が発売されました。
    ふむ、今号も読み応えあり大変満足であります。11号発売に当たって、コミックナタリーにて中村明日美子先生、沙村広明先生、かずまこを先生、木尾士目先生の座談会が組まれており、興味深い内容となっております。

    んで本編。

    「しあわせになりたい」売野機子

    第1話とあるけど、これは連載作品なのかな。
    売野機子作品って僕の印象だと「ふわふわしている」漫画ってのが第一印象。良くも悪くも。あとどこか懐かしさを感じるのも特徴的か。で、「しあわせになりたい」は、まさにそんな作品でありました。

    簡単にストーリーを説明すると、勉強ばかりしていたがり勉少女(小6)が満月の夜適当な呪文を唱えて「ずっと高校生になりたかった」という夢を実現させてしまうのである。

    1
    朝起きていたら女子高生になっていた

    主人公・真美は中学受験する為に勉強に打ち込み、オシャレなどして早く女子高生になりたいと願っていました。そして朝起きたら女子高生になっていたである。中学すっ飛ばしていきなり女子高生になった真美が女子高生ライフを満喫しようとするというもの。

    時代は1997年
    世は女子高生全盛期である。「コギャル」という者が世を席巻し、ルーズソックスを誰もが穿き、ガングロやアムラーがピークであった世代であります。真美は憧れの女子高生になったので、ステレオタイプの女子高生を満喫しようとする。僕もこの世代なのでノスタルジーのようなものを感じる。この当時、スピリッツで連載してた「センチメントの季節」なんて、ステレオタイプの女子高生を描いた作品でお世話になったものです(関係ない)。

    援助交際をやってみたいなど、当時のステレオタイプな女子高生ライフに憧れたり、何故か彼氏が出来てしまったりと、真美は女子高生ライフを満喫しているように感じられました。でも本質は「友情」を描いている。

    2
    せっかく出来た初めての友達じゃん

    「ただの友達」って、どう考えてもスゴイことなのだ(どこぞの受け売り)。
    憧れだった女子高生ライフを満喫する中で、真美はクラスメイトの星野さんと仲良くなるなっていくんだけど、まあこれがいいんだ。女子高生ライフを楽しむ以上に、友達と遊ぶ事が重要になってる。これ女子高生ライフじゃないです、小学生ライフです。小学生の頃にやり忘れた事をやっているよね。
    <関連>
    「同窓生代行」売野機子作品は不思議な感じになる

    MAMA 1 (バンチコミックス)
    売野 機子
    新潮社


    「ダーリング」かずまこを

    「ディアティ」「マイディア」ときて第3部スタートである。
    第3部のタイトルは「ダーリング」ですよ。もうタイトルだけで胸焼けしそうな甘々っぷりである。男同士の友情を挟みつつ、こっちが土下座して謝りたくなるぐらいの甘々っぷりを見せつける成田と桐ヶ谷なのである。なんすかこのバカップルっぷりは!

    3
    すさまじいバカっぷるである

    もう、この2人のイチャつきようときたら、読んでるこっちが目を覆いたくなるぐらいのイチャイチャっぷりでした。一緒に勉強するという流れで、桐ヶ谷に迫らないと誓う成田。有言実行で本当にただ勉強を教えるだけだったんですけど、逆に桐ヶ谷が我慢できなくなるっていうね。ゲージが溜まってリミットブレイク状態ですよ!

    ハートに火が付いた桐ヶ谷の可愛さは只事ではありません。
    我慢できずに頬チューかました桐ヶ谷の恋する乙女の若さよ。破壊力が半端じゃありません。タガが外してトランス状態になってしまったのである。「これが若さか…」とクワトロ大尉もビックリですよ!
    <関連>
    「マイディア」桐ヶ谷の可愛さに尽きます

    ディアティア2 マイディア
    かずまこを
    白泉社

    「かみさま」二宮ひかる

    二宮ひかる作品に健全な作品無し!
    いや、あるっちゃあるんだけどどこか歪んでる。むしろ不健全だ。だがしかし、不健全さこそがいいんですよね。不健全な作品こそがグガガガとなり、アバババとなり、あじゃぱーとなり、うおおおおとなるのだ(意味不明)。現在楽園でシリーズ化してる、母の愛人だった教師とあっちゃんはまさに心の底から叫びたくなる。ウガー、と。

    4
    ウガー

    これを読んだ時の感想を語源化するのは僕には無理だ。簡潔にそれっぽい事言えば「切なさ」である。あっちゃんの心情を見てると痛くて切なくなってくるのである。不器用な立ち回りもグッド。不器用な女描くのが凄く上手い。しかしセックスしてないのに、このエロスは凄い。最後にほっこりさせるなど、たった24ページで少女の感情の起伏がジェットコースターのように上がったり下がったりが伝わってきます。グッド!
    <関連>
    「ダブルマリッジ」二宮ひかる先生の良さが満載


    「ユエラオ」黒咲練導

    5
    ユエラオ

    エロい
    楽園6号、10号で掲載された「ユエラオ」。
    実質これは3話でしょうか。緊縛師が女子学生を縛るプレイをするというものなんですけど、まあこれがインモラルでエロい。直接的なエロスでなく北斗神拳みたいに秘孔を突いてくる系のエロス

    そもそもタイトルの「ユエラオ」というの、調べて見たら月下老人の別名らしい。運命の神様である。人は生まれた瞬間に足首に紅い縄が結ばれており、その紅い縄は運命の人と結ばれて、それを結ぶのがユエラオという運命の神様。日本でいう、小指に赤い糸が運命の人と結ばれている赤い糸である。

    で、この実質3話で緊縛師と女子学生の過去が描かれていていました
    女子学生が小学生の頃に会っているようで、小指に赤い糸(たぶん)を結んであげるというエピソードがあったようである。運命の赤い糸ならぬ、運命の緊縛プレイですよ!この縛りプレイにもより一層の味が出てきたってものだ。緊縛プレイと赤い糸を掛ける!しかし縄師が「放課後プレイ」の兄貴(ホモショタ)に似てるけど同一人物なんだろうか。
    <関連>
    「レセプタクル」エロい、そして黒咲練導作品がより一層深まる


    電撃4コマ コレクション 放課後プレイ High Heels (DCEX)
    黒咲練導
    アスキー・メディアワークス発行/角川グループパブリッシング発売

    「夜をとめないで」ハルミチヒロ

    めちゃくちゃ良かった
    一読で僕の心の琴線を鷲掴みにしてしまった。
    主人公・塩田は出張先が転勤先になってしまった。いわゆる島流し人事である。そこで1人の少女と出会って「一緒に旅館泊まってくれませんか」と言わて一緒に泊まるって話。まあね、これがいいんだ。この少女も彼氏に(と一方的に思ってた)振られてしまった傷心者であった。これこれ。ハルミチヒロ先生が描く傷ついた者同士が傷を舐め合う。これ究極なり

    6
    これ究極なり

    しかし、この少女メチャクチャ可愛いんじゃねーの。
    「ベルベッドキス」の花乃子もそうなんだけど、頭ナデナデして上げたいと思うと同時に、頭ナデナデされたい。抱きしめたいと思うと同時に、抱きしめられたい。「甘えられたい」んだけど「甘えたい」という相反するものが表裏一体になっている。つまり、頭ナデナデと頭抱え込みの威力が半端じゃない。

    で、傷ついた者同士の2人が一夜を共にしてお互いが前を向くっていう。
    めがっさ良かったです。お互いが惹かれ合う様子がグッとくる。「まほよ」のED風に言えば、星が瞬くこんな夜にひとりぼっちが二人抱えた痛みを分け合うようにですよ!何より、無表情だった少女が見せた笑顔。絶望したり、傷ついたりした少女が前を向いて笑顔を見せる。これ至高なり

    7
    これ至高なり

    人生諦めモード入ってて無表情だった少女が笑顔を取り戻すのはグッとくるよね。何度か見せた笑顔全部いいんですけど、とりわけ翌朝のお腹が鳴って「ハラへった…」と聞いた時の笑顔は頂きなり。感情どっかに忘れて無表情な女の子が見せる笑顔。中でもふとした瞬間に歳相応の表情を見せるズッキューンとくる。

    究極にて至高の一品でありました。これには、海原雄山が孫を抱きかかえた時のような表情になるのも仕方がない。仕方がないよー!!エッチはもっとページ割いて絡み欲しかった気もするけど、サラッと流したからこその絶妙さなのだろう。これ続くのか読み切りなのか知りませんけど素晴らしかった。すんごい満足感。





    ふむ、今号も読み応えありました。
    しかし座談会で楽園という雑誌の方向性について飯田編集長が「僕が読みたい人ばっかり集めたんです!」と述べてたというのは凄いね。だって、誰だって妄想するでしょ。俺が考えた最強漫画雑誌って。あの漫画家とこの漫画家とその漫画家入れて…て。俺得雑誌を考えるのは誰だったてやる。それを具現化させて他者が読んでも面白い雑誌にするとは恐れ入った。

    そして次号では「無限の住人」を完結させた沙村広明先生が本格的に描くようだ。今までショートのギャグ漫画で、尚且つ濃いギャグだったのですけど。恋愛漫画描くのだろうか。「月光クーデメ団」(仮)か…私気になります!しかし、次号12号は6月29日か。長い…。
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    「楽園Le Paradis」非常に続きが気になる件
    「楽園Le Paradis」凄く俺得です
    「楽園Le Paradis」まさにご褒美のごとくニヤリング
    「楽園 Le Paradis」あじゃぱーと叫ぶほど悶絶した
    「楽園 Le Paradis」がニヤニヤしすぎて頬が決壊する件

    楽園 Le Paradis 第11号
    楽園 Le Paradis 第11号
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    中村 明日美子 シギサワ カヤ 木尾 士目 水谷 フーカ 二宮 ひかる 宇仁田 ゆみ 沙村 広明 かずま こを ハルミ チヒロ
    白泉社

    楽園 Le Paradis 第10号
    楽園 Le Paradis 第10号
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    中村 明日美子 シギサワ カヤ 木尾 士目 水谷 フーカ 二宮 ひかる 宇仁田 ゆみ 沙村 広明 かずま こを 林家 志弦
    白泉社

    楽園 Le Paradis 第9号
    楽園 Le Paradis 第9号
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    白泉社